金鯱賞　データ分析

先週はリアルが忙しく週末競馬できませんでしたが、今週から再開します！
2011年までは京都競馬場で行われていましたが、2012年から中京競馬場での開催に変わりました。
そのため、過去9年のデータを使いますが、実は中京に変わってからも開催時期が2種類に分かれています。
・2017〜2020年　3月開催(中京開幕週)
・2012〜2016年　12月開催
なので、過去4年と表記した場合には3月開催に変わってからの近年のデータを使っている点をご留意下さい。


人気別成績は1番人気だけが良くて、他の馬にはあまり差がありません。
・1番人気　4-1-1-3 複勝率66.7%
過去4年に限定すると3-0-1-0で複勝率100%になります。
下位人気でも好走するレースですが、勝ち馬は6番人気以内からしか出ていません。
・6番人気以内　9-4-8-33 複勝率38.8%
・7番人気以降　0-5-2-57 複勝率10.9%
2017年を除いて必ず6番人気以内から2頭が馬券に絡んでいます。
7番人気以降でも7頭馬券になっていますが、特に直近4年では4頭馬券になっています。

※ちなみに前走人気で見ると…
・前走3番人気以内　6-2-5-20 複勝率39%
前走で人気を背負った馬が好走してます。


脚質は差しが有利です。
・逃げ　0-2-1-6 複勝率33.3%
・先行　3-4-1-23 複勝率25.8%
・中団　6-3-7-27 複勝率37.2%
・後方　0-0-1-34 複勝率2.9%
先行〜中団くらいに付けて差す競馬をする馬が強いですね。
後方からの追い込み馬は1頭しか馬券に絡んでいません。人気馬でも出遅れると負けます。
実は3月開催の過去4年を見ると、さらに前が有利になっているのが分かります。
・過去4年　逃げ　0-2-1-1 複勝率75%
・過去4年　後方　0-0-0-17 複勝率0%
そうなんです。逃げ馬は2016年までは1頭も馬券に絡んでいませんでしたが、2017年以降は絶好調です。
一方で後方からの馬はすべて飛んでいます。
今年も中京の開幕週ですし、良馬場になれば前が止まらない可能性が高いでしょう。


これは上がりを見ても明白です。
・上がり5位以内　7-5-8-30 複勝率40%
・上がり6位以降　2-4-2-60 複勝率11.8%
上がりが遅い馬でも8頭が馬券内に好走しているように、前に付けて粘ればチャンスがあります。
とは言え、7勝してるのは速い上がりで前にいる馬を差し切った馬ですし、過去4年連続で上がり3位以内の馬が勝利しています。


前走クラスは開催時期が変わっているので、過去4年で見てみます。G1組が圧倒的です。
・前走G1　4-2-1-8 複勝率46.6%
4年連続で前走G1組がすべて勝っています。
3月開催になってから年末にG1を使った馬達の始動戦になっているからです。
ちなみに前走OPクラスは今年3頭出走しますが、実は悪くない成績です。
・OPクラス　0-0-2-3 複勝率40%
過去4年で2頭3着に来ています。ヒモくらいに入れておくと良いでしょう。


前走の距離は長い方が良いです。
・距離延長　0-3-1-16 複勝率20%
・同距離　　2-4-5-32 複勝率25.6%
・距離短縮　7-2-4-42 複勝率23.6%
複勝率は同距離が良いですが、勝ち馬7頭は距離短縮(前走2100m以上)から出走して来る馬から出ていて、4年連続して距離短縮組が勝利しています。
ちなみに今年は距離延長(前走1900m未満)の馬は1頭もいません。


まとめると…
・6番人気以内
※前走3番人気以内だとさらに良い。
・先行〜中団の差し馬
・当日上がり3位以内
・前走G1組
・距離短縮組(前走2100m以上)
上記に該当する馬を軸馬に推奨します。