阪神大賞典　データ分析

今週は重賞が4つもあるのですが、阪神大賞典を除けば、3歳クラシックの前哨戦。
そこで今週はこのレースに注力します。
過去10年で使えそうなデータを絞ってピックアップして分析します。
コースは阪神芝3000mの長距離戦です。例年スローペースで流れますが、3コーナーからロングスパート戦になりやすいです。
長く良い脚を使える馬を狙いましょう。


人気別成績は1〜3番人気までは固いです。
・1番人気　6-2-1-1 複勝率90%
・2番人気　1-1-1-7 複勝率30%
・3番人気　3-1-2-4 複勝率60%
・3番人気以内　10-4-4-12 複勝率60%
特に1番人気は凄まじい成績ですね…。
勝ち馬10頭はすべて3番人気以内です。
2011年〜2018年まで8年連続で必ず3番人気以内から2頭馬券になっていました。
・5番人気以内　10-8-8-24 複勝率52%
・6番人気以降　0-2-2-52 複勝率7%
5番人気以内が馬券内30頭中26頭と驚異的な成績です。過去10年で7回も5番人気以内だけで決着しています。
ちなみに連対(1.2着)は7番人気まで。8番人気以降から馬券に絡んだ馬は1頭しかいません。

前走1番人気だった馬は好成績です。
・前走1番人気　5-4-1-5 複勝率66.7%
前走で1番人気だった馬は必ず抑えましょう。

前走1着になった馬はここでも好走します。
・前走1着　3-4-2-9 複勝率50%
約半分の馬が馬券内に来ています。

枠は内枠か6枠以降が特に良いです。
・1枠〜3枠　3-3-5-20 複勝率35.4%
・6枠〜8枠　7-6-3-36 複勝率30.7%
内枠が複勝率は優秀ですが、勝ち馬の7頭は外枠からです。真ん中4枠〜5枠は悲惨な成績ですね。
実はこのレースはフルゲート(18頭)になったことが無くて、最大でも14頭までしか出走がありません。
スローペースになるので外枠からでも追走がしやすいですし、ロングスパートになりやすいため、馬群の外にいれば捲りやすいと言うことでしょう。
内枠は単純にロス無く競馬ができるので有利ですね。

脚質も非常に極端です。
逃げ　0-0-3-7 複勝率30%
先行　5-5-3-23 複勝率36.1%
中団　0-3-1-19 複勝率17.4%
後方　0-1-3-27 複勝率12.9%
捲り　5-1-0-0 複勝率100%
前にいる馬はやはり強いですが、3コーナーで捲って来る馬は馬券内100%です。これは他のレースと比較しても珍しいです。
逆に逃げる馬は必ず捕まっていて3着まで。これは長距離戦なので仕方ないです。
内回りなので直線は短いです。4コーナーをで中団よりも後ろにいる馬は勝てません。

※ちなみに捲りとは…
後方にいた馬が、3コーナーから馬群の外を回って一気に順位を上げることです。

上がり順位はとにかく脚の速さが重要です。
・上がり1位　7-3-1-0 複勝率100%
上がり最速は必ず馬券になっています。
・5位以内　10-9-9-23 複勝率54.9%
・6位以下　0-1-1-52 複勝率3.7%
直線速い上がりが使えないと厳しいですね。
脚を溜めて捲ってくる馬が勢い良くそのまま直線で伸びるんだと思います。

馬齢は若いほど良いです。
・4歳　4-5-3-12 複勝率50%
・5歳　3-3-3-14 複勝率39.1%
・6歳　3-2-2-20 複勝率25.9%
・7歳〜　0-0-2-30 複勝率6.3%
4歳馬は圧倒的。今年は2頭が出走しますが、どちらかは馬券になるでしょう。
6歳馬も悪くなさそうに見えますが、過去5年であまり見ると良くないです。
・6歳　1-1-1-10 複勝率23%
実は2019年は6歳馬で馬券内を独占してますが、それ以外は全滅しています。
7歳以上は切って良いと思います。


まとめると…
・3番人気以内
・前走1番人気
・前走1着
・内枠か外枠
・先行馬or捲り実績がある馬
・当日上がり5位以内
・4歳か5歳
上記に該当する馬を軸馬に推奨します。

※好走データの最多該当馬は…
アリストテレスです。
菊花賞ではコントレイルを差し置いて上がり最速はこの馬でした。ここでも当日5位以内には入るでしょう。
過去のレースを見て頂ければ分かりますが、この馬は捲りがとにかく得意で、このレースとは好相性です。
枠順次第ですが、外枠に入れれば鉄板だと思います。