高松宮記念　回顧

◎レシステンシア　2着
本命から連対してくれました。
この馬に関しては、去年モズスーパーフレアが外枠から逃げて馬券内でしたし、桜花賞でも重馬場の阪神を外枠から先行していましたので、あまり心配じゃなかったです。
結果的には先行出来ませんでしたが、それが逆に良かったですね。
中団で上手く折り合って走れたので、消耗せずに直線でも伸びてましたね。
阪急杯の時の調教で栗東坂路の終い11.5秒を出してから、覚醒した感じがします。
この馬はダイワメジャー産駒の最高傑作になるかもしれません。牡馬でアドマイヤマーズも強かったですが、速い上がりは使えなかったので、崩れる事もありました。
この馬は先行して速い上がりも使えますし、今回中団で溜める競馬で結果も出しました。
古馬G1を取って欲しいですね。

○ダノンスマッシュ　1着
対抗から見事1着に来てくれましたね。
この馬を買おうと思ったのは近走の充実ぶりです。特に直近2走では条件が全く違うG1で連対していましたので、ここでも好走するだろうと自信がありました。
というのも、ロードカナロア産駒は晩成傾向な事が最近分かってきましたよね。ケイデンスコールの復活には愕きましたが。
このレースは本当に強い馬であれば、枠順や年齢や馬場の不利などを問題にしないで馬券内に好走しています。
ロードカナロア、エアロヴェロシティ、キンシャサノキセキ、ファインニードル、グランアレグリア…
ダノンスマッシュは上記の馬達と比べてどうでしょうか。個人的には見劣らないレベルに成長した判断しました。
結果的に外枠が有利になり、差しが届く馬場になったのもラッキーでした。2019年4着に敗れた時とは真逆ですね。
それでも、この馬は完全に本格化したと思います。今年のスプリンターズステークスでも期待できるんじゃないでしょうか。

△インディチャンプ　3着
この馬も安定感が素晴らしいですね。
末脚には目を見張るものがあります。
今回荒れた内を通っても伸びてました。あそこから伸びる外は選択できませんでしたし、勝ち馬とは通った場所の差でしょう。
ただし、やっぱりスプリントよりもマイルの馬です。
今回11番手から4角で位置をあげましたが、もしも、例年のような前残りの馬場だったら馬券内に来れたでしょうか。
やはりこの馬はスプリント戦だと先行できないのが致命的です。ベストはマイルです。


※その他の印を付けた馬

▲ライトオンキュー　17着
レース中に鼻出血だったそうです。ノーカンで良いでしょう。
ただし、この馬は荒れた馬場があまり得意では無いかもしれませんね。洋芝巧者なので、夏のスプリント戦は買えると思います。
それと、個人的には古川騎手のが手が合ってると思います。

▲ダノンファンタジー　12着
不安要素が的中しましたね。この馬は雨で重くなった馬場はダメでした。
これで評価を落とす必要は無いと思います。
良馬場の高速馬場で買いたいです。

☆モズスーパーフレア　5着
この馬にとってはベストな競馬だったと思います。
しかし、去年よりも1秒近く時計がかかる馬場でしたし、差し追い込みの決着でした。
その中で伸びない内を通りましたし、最後までバテずに健闘したと思います。
ただし、もう衰えるだけです。
テンのスピードは目を見張るものがありますが、二の脚はそこまで速くない馬です。
今後も逃げても勝ちは難しいでしょう。

△ラウダシオン　14着
もともと善戦マンで、ここでは力が足りないかもと思ってましたが、負けすぎですね。
正直言って敗因が分からないです。
今年は先行馬が潰れましたし、内枠が荒れてましたし、雨で馬場が重かったでしたし、何が原因だったのでしょうか。
個人的には調教がCWコースでしたし、状態が良く無かったのかもしれないと思っていますが。
ただし、一つ言えるのはスプリント適正はそこまで無いと思います。
次走を見てみないと分からないですね。