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2021/06/08 21:46
安田記念 回顧
無印 ダノンキングリー 1着
データからは買えないのは、データ分析結果で書いた通りです。
では一体なぜ勝てたのか…
この馬はマイラーではありません。
今回好走した要因は、中距離戦のような流れになったことです。
過去10年では不良馬場を除いて2番目に遅いペースになりました。
このおかげで序盤に脚を溜められて、後半伸びましたね。
もともと1800mが得意な馬です。スピードの持続力は高いですからね。
例年通りに速い流れだったら…脚を溜めるのは難しいですし、大飛びの走りでは対応できなかったでしょうね。
しかし、今年は生粋のスプリンターが一頭もいませんでした。
伸びる外を走れたのもラッキーでしたね。今回はフロックに近い勝利でしょう。
生粋のマイラーでは無いです。
さすがに秋はマイルCSに向かっても厳しいと思うのですが、天皇賞秋に行くとしても去年負けた舞台ですからね。
しかし、今日の走りを見ると…期待できるかもしれません。
まだ、5歳なんですよね。
○グランアレグリア 2着
良馬場なら固いと思ってました。
私が予想していた前日は日曜日は午後から激しい雨だったんですよ。
今年の大阪杯のように、集中豪雨で不良馬場になることまで想定していました。
結果は晴れです。
雨とは一体…?と思ったのですが、この馬も頭の2頭軸を買っていたので、むしろレース前は勝ってくれ!と思ってました。
しかし、スタートしてから前走のように好位が取れず、直線でも馬群の中で追い出しが遅れました。
アタマ差の2着は最も強い競馬をしたと思います。
しかし、いつもの走りならダノンキングリーに最後まで差されなかったと思いますね。
中2週の影響なのか…
やはり、ヴィクトリアマイルから安田記念に向かうローテーションは厳しいんでしょう。
過去10年で0-3-0-12なので、1頭も勝ち馬がいません。
青葉賞からダービーの勝ち馬が出ない理由と同じなんでしょう。
しかし、改めて中距離への適正を示した内容だったと思います。
▲シュネルマイスター 3着
予想でも触れましたが、NHKマイルカップを厳しいラップで好走した馬は、安田記念でも通用するみたいですね。
今回はスローで流れましたし、斤量の恩恵もあったので、前走と比べてもかなり楽に競馬できました。
最後にグランアレグリアとダノンキングリーに負けてしまったのは血統でしょう。
この馬は上がり4位でした。
上がり3位以内はすべてディープ産駒だった事を考えると、ヨーイドンの末脚勝負では分が悪かったですが、この展開で馬券内に来れたのは想像以上に強いですね。
心配なのは脚質です。マイルだといつも中団後方からになってしまいます。
マイルCSでも人気すると思いますが、今年は阪神芝1600mです。
前がとにかく有利なんですよね…
◎インディチャンプ 4着
雨が降って欲しかったですね。
この馬はピッチ走法ですし、馬場が渋れば良かったです。
もしくは、マイル特有の速い流れになれば良かったですが、今回は良馬場スローからの上がり勝負になってしまいました。
生粋のマイラーには厳しかったです。
大飛びのダノンキングリーが好走する展開でした。
もともと使える脚が長くない馬でしたが、さらに短くなってしまった印象です。
レシステンシアがヴィクトリアマイルで飛びましたが、スプリントを使い続けて短期間でマイルに戻すのは難しいんでしょう。
個人的に秋はマイルCSだけに絞った方が良いと思います。
終わったと判断するのは早いかなぁ。今年は阪神芝1600mですから、最後に一花咲かせるかもしれません。
☆ラウダシオン 14着
直線斜行の影響があったので仕方ないのかもしれませんが、負けすぎですよね。
休み明けを除いて、好走と凡走を繰り返しているので、短期間に詰めるのは良くないんでしょう。
ただし、グランアレグリアに抜かれた瞬間にやる気を無くしたようにも見えました。
過去の傾向を見てても、上がり勝負になると必ず凡走しています。
デムーロ騎手も「馬場に脚を取られて…」と言ってますが、もともと瞬発力が無い馬ですからね。
時計がかかる馬場や、消耗戦になるレースのが良いと思います。
雨が欲しかったですね。
△ダノンプレミアム 7着
この馬も時計がかかった方が良いです。
というのも、1分31秒台でマイルを走ったことが一度もありません。
安田記念特有の東京マイルの速い流れは向いていないです。
今回スローになったので、直線粘るかなぁと少し期待しましたが、ダメでした。
この馬も雨降った方が良かったですが、先行してからの粘りはもう無いですね。
ダノン×中内田厩舎ですが、川田騎手に騎乗を依頼しませんでした。
そういうことでしょうね。