帝王賞　回顧

結果は3連単外れ。
過去10年で見ても…いや、過去20年で見ても異例の高配当になりました。
何故ここまで荒れてしまったんでしょうか。
データを振り返ってみます。


☆人気別成績
・3番人気以内　過去10年馬券内30頭中22頭
→すべて馬券外。
3番人気まで9-8-5-9で、過去10年で必ず1頭以上が馬券内でした。

・6番人気以降　1-0-1-78　複勝率2.5%
→2頭が馬券内に好走。
衝撃的ですね。5番人気以内が馬券内30頭中28頭でしたので、下位人気から2頭以上馬券になるのは初めてです。



☆前走着順
・前走5着以内　馬券内30頭中27頭
→2着に好走。
これも驚きです。例外だった3頭は海外G1かフェブラリーステークスで負けた馬でした。
ノンコノユメは前走地方レースで6着です。



☆前走距離
・2000m以上　2-1-2-44　複勝率10.2%
→2着に好走。
ノンコノユメのように前走2600mから馬券になった馬はいませんでした。

※実はオメガパフュームとチュウワウィザードはこのマイナスデータに該当していました。



☆前走クラス
・前走G1　5-5-7-16　複勝率51.5%
→すべて馬券外。

・重賞以外　1-0-1-61　複勝率3.3%
→2着に好走。
前走G1から来た馬は過去10年毎年必ず馬券に絡んでいました。
一方で、前走G3以下のレースから好走した馬は2頭中1頭がサウジからのクリソベリル。
実質1頭だけでした。



☆脚質
・後方　1-0-0-30　複勝率3.2%
→2着に好走。
後方から馬券になった馬は1頭だけでした。



☆馬齢
・9歳以上　0-0-0-10　複勝率0%
→2着に好走。
絡むとは思えなかったです。

※ 4歳　　4-3-2-12　複勝率42.9%
一方で成績の良かった4歳馬が1着に好走。若い馬が好走するレースなんですけどね。



☆所属
・地方　0-0-2-67　　複勝率2.9%
→2着に好走。
地方馬で馬券に絡んだのはG1馬だけですが、その内1頭がノンコノユメでしたね。
下記もご覧下さい。


☆リピーター
・2回以上馬券に絡んだ馬が10頭もいました。
→2着に好走。
ここですね。ノンコノユメは過去2度馬券に絡んでいます。
リピーターは侮ってはいけない。
心の底から思いました。


☆前走斤量
・過去5年の馬券内15頭中14頭は前走斤量57キロ以上を背負っていました。
→前走斤量56キロの馬が1.2着に好走。
確かに両馬とも斤量57キロは背負ったことはありましたが…


☆G1馬券内実績
・過去10年の馬券内30頭中29頭にG1(Jpn1)馬券内の実績がありました。
→1着馬と、3着馬は実績なし
テーオーケインズは東京大賞典では6着に凡走。
クリンチャーはそもそもダートG1出走歴がありませんでした。


☆ G1勝利実績
過去5年の馬券内15頭中13頭はG1(Jpn1)勝利実績があり。例外だった2頭は4歳馬だけ。
→2着に好走。4歳馬が1着に好走。
ノンコノユメを買えるとしたらG1の実績。帝王賞では2度馬券になっていました。
4歳馬はG1実績が無い馬でも好走してましたね。


☆前年度実績
前年の東京大賞典で4着以内だった馬は5-2-7-11で馬券内30頭中14頭を占めています。
→すべて馬券外。
前走の東京大賞典で1.2着馬が凡走。
一方で、6着だったテーオーケインズと11着だったノンコノユメが馬券内に好走しました。
ミューチャリーも4着に好走しましたね。
前年に同じ舞台で負けていた馬が、ここまで巻き返すのは珍しいです…



まとめると…
過去データ通りだったのはリピーターくらいで、正直すべて真逆の結果になったと言っても良いと思います。
3連単200万円超えたのも分かりますね…
ちなみに、ノンコノユメは好走データ12個中該当したのは2個です。
リピーターとG1実績だけでした。


※一方で馬券外に飛んだチュウワウィザード、オメガパフュームはマイナスデータは実質1個しかありませんでした。

・前走2000m以上　2-1-2-44　複勝率10.2%
両馬とも臨戦過程に不安がありました。

オメガパフュームは平安ステークスを使いませんでした。
叩いて良くなるタイプなので、休み明けで帝王賞は割引でしたね。
チュウワウィザードはサウジ→ドバイへの連戦が響きました。
さすがに、過去に2度も海外輸送からこのレースに臨んだ馬はいませんでした。
何れにせよ、両馬とも順調にこのレースに臨む…というわけではありませんでした。
敗因があるとすれば、ここでしょうね。

これで上半期までとして、好走データ最多該当馬の成績表を出してみようと思います！
週末にはアップしたいですね。