札幌記念　回顧

◎ラヴズオンリーユー　2着
ゲートから物見していて、久々のレースに集中できていない感じでした。
最後は上がり最速の末脚でしたが、早めに先頭に立ったソダシを差し切れず…
とは言え、この日の札幌は前に付けた馬が非常に有利な馬場でした。
芝では7レースありましたが…馬券内21頭中15頭が4角3番手以内です。すごい前残りですよね。
それを考えると、0.1秒差での2着は悪い内容では無かったと思います。

余談ですが、この馬って母父ストームキャットの影響がすごい出ていますよね。
瞬発力は無いですが、スピードの持続力が高い。
短期間に海外輸送を2回をこなして、帰国初戦でも好走するタフさ。
洋芝への適応力もありますし、初の米国遠征でも期待できるんじゃないでしょうか。



△ソダシ　1着
血統面のマイナスを跳ね除けました。
直線でも伸びていたので、距離不安を全く感じさせない勝利ですね。
ただし、上述したように非常に前有利なバイアスがあった事が好走要因の一つでしょう。
ちなみに、今年の秋華賞は阪神芝2000mで行われますが、前に付けた馬が有利なコースです。
期待できるとは思いますが、一つ気がかりなのが阪神の急坂です。
札幌芝2000mは平坦なコースで、過去にマイルで活躍している馬でも好走していました。
この馬も本当に強いのはマイルでしょう。
今回は斤量の有利もありましたしね。
タフな阪神芝2000mをこなせるか…ここはやってみないと分かりません。



△ペルシアンナイト　3着
横山武史騎手の良さが出ましたね！
トラックバイアスを読んで、積極的に前に付ける競馬をしました。
そして早めに仕掛けた分、ラヴズオンリーユーには差されましたが、長く良い脚を使える馬なのでこれが正解でした。
ウインマリリンなど見れば分かるのですが、この騎手の得意なパターンですね。
ただし、ダービーではそれが裏目に出ましたが…
※ダービー回顧で横山武騎手について詳しく書いています。是非ご覧下さい。
馬も瞬発力が無い分、こういう前に付けて粘る方が良いと思います。
横山武史騎手とは手が合ってると思いますね。
ただし、マイルCSはもう無理だと思います。
京都や札幌などゴール前に坂が無いコースがこの馬の適鞍です。



まとめると…
4角前にいた馬に有利なトラックバイアスがありました。
ブラストワンピースもそこを読んで3角からロンスパに持ち込んだのですが、平坦な札幌コースで前有利だと止まりませんね。
今週もキーンランドカップがありますが、例年と開催がズレている点に注意して分析したいと思います。