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2021/08/31 19:47
キーンランドカップ 回顧
結果は3連複外れ。
固く収まることが多いレースなのですが、今年は非常に高配当になりました。
好走データ該当馬も凡走しましたが、なぜ荒れてしまったのか…
実はデータ分析を振り返ると、過去10年データとは違う傾向が見えて来ました。
☆人気別成績
・5番人気以内 8-7-7-28 複勝率44%
→1着に好走。
必ず1頭は馬券になっています。
・10番人気以下 1-0-0-62 複勝率1.5%
→3着に好走。
まずはこれですね。過去10年では馬券に絡んだのは1頭だけです。
※確かに9番人気は0-1-2-7で3頭馬券に絡んでいましたが、すべて牝馬でした。
☆前走人気
・2番人気以内 5-5-4-24 複勝率36.8%
→すべて馬券外。
実は上記の該当馬はソロユニットだけです。
後述しますが、今年は前走人気に支持された実力馬達はいませんでした。
☆前走着順
・4着以下 3-3-5-78 複勝率12.4%
→2.3着に好走。
成績の悪い前走4着以下の馬が2頭好走しました。
※牡馬で前走4着以下から巻き返した馬は過去10年でも2頭のみで、前走G1組だけでした。
☆前走レース
個人的には荒れた配当になった要因はここにあると思っています。
・前走G1組 1-2-2-9 複勝率35.7%
→すべて馬券外。
・前走函館SS組 5-2-2-26 複勝率25.7%
→すべて馬券外。
※今年は実力馬達が不出走だった?
過去10年ではサマースプリントシリーズの出走馬が、馬券内30頭中14頭も絡んでいました。
しかし、今年絡んだのはすべて別路線です。
実は今年の出走したのは…
・函館SS 1.2着馬が不出走
・アイビスSD 1.2.3着馬が不出走
・CBC賞 1.2.3着馬が不出走
唯一ミッキーブリランテだけでした。
※ちなみに前走G1組も、今年は10着以下に敗れた馬だけでした。
実力馬不在だったと言えますね。
☆実績
※過去5年の馬券内15頭の内訳です。
・同一年G1に出走 9頭
→2.3着に好走。
・同一年重賞で3着以内 5頭
→1着に好走。
ここはデータ通りです。
セイウンコウセイは今年G1でも0.6秒差のレースをしていました。その実績は評価できましたね。
☆枠順
枠は今年は関係なかったと思います。
☆脚質
・後方 1-2-1-44 複勝率8.3%
→2着に好走。
成績の悪い追い込みから馬券になりました。
良馬場なのに非常に遅い時計です。
例年とは違って、開催がズレていたのが影響したと思います。
昨年の重馬場に続いて、エイティーンガールが好走したのは、こういう馬場が得意なんでしょう。
☆上がり
・6位以下 3-2-4-90 複勝率9.1%
→1着、3着に好走。
ここにも影響が出ています。
上がりが全体的にかかったので、上がりが遅い馬でも残りました。
☆馬齢
・3歳 1-2-0-18 複勝率14.3%
→1着に好走。
3歳馬から馬券になったのはG1で5着以内だった馬だけです。
レイハリアはこの実績はありませんでした。
※最も成績の良かった4歳馬は不出走でした。
☆性別
・牝馬 7-3-6-41 複勝率28.1%
→1.2着に好走。
やっぱり牝馬が強いですね。
※牡馬から馬券になったセイウンコウセイは10番人気でした。
牡馬で7番人気以下は全滅していましたが、それを覆して好走です。
☆所属
・関東馬 3-2-4-55 複勝率14.1%
→1着、3着に好走。
成績の悪い関東馬から2頭馬券になりましたが、好走した2頭は早い段階で函館に入って調整していたのが良かったと思います。
☆洋芝スプリント
・3着以内の実績 8-4-4-33 複勝率32.7%
→2.3着に好走。
セイウンコウセイもかなり前に函館SSを勝っていました。
まとめると…
過去データとは、ほとんど違う結果になってしまいました。
・前走人気馬が不在
・サマースプリントシリーズや前走G1で活躍した馬が不在
・良馬場なのに非常に遅い時計
・4歳馬が不在
・関東馬の活躍
もしかしたら、例年とは開催がズレていたことを考慮しても、今年はレベルが少し低かったのかもしれません。
ミッキーブリランテもメイケイエールも純粋なスプリンターでは無かったです。
他に好走データに多数該当した馬がいなかった事を考慮すると…
※余談ですが、葵ステークスは来年G3になりそうですね。1着〜3着まで古馬重賞を勝ったのでほぼ確定ですかね。
レイハリアはスプリンターズステークスでも人気しそうですが、どうでしょうか。