根岸ステークス　回顧

結果は馬連、3連複外れ。
勝ったのはテイエムサウスダン。
中央では結果を出せていませんでしたが…
実はラップ面で非常に特殊な年になりました。
詳しく見ていきましょう。




☆人気別成績
・単勝〜14.9倍　10-7-6-35　複勝率39.6%
→1.2.3着
ここはデータ通りです。



☆前走人気
・前走2番人気以内　7-5-3-35　複勝率30%
→1.2.3着
ここもデータ通りです。



☆前走着順
・同級3着以内　6-8-5-49　複勝率27.9%
→1.2.3着
ここもデータ通りです。



☆前走距離
・今回延長　2-2-1-44　複勝率10.2%
・今回短縮　6-3-6-24　複勝率38.5%
→馬券外

・同距離　2-5-3-58　複勝率14.7%
→1.2.3着
距離短縮組はすべて馬券外。
とは言え、今年は有力馬がソリストサンダーくらいしかいなかったです。

距離延長組はもすべて馬券外。
ただし、オメガレインボーが5着で最先着です。
過去10年でも絡んだのは前走カペラステークス3着以内だったのでデータ通り。

同距離の馬が馬券内を独占しましたが、過去10年でも10頭中9頭が前走3着以内です。
ここもデータ通りでした。



☆枠
・馬番15番　1-0-0-8　複勝率11.1%
・馬番16番　0-0-0-9　複勝率0%
→馬券外
ルメール騎手でも厳しかったですね。



☆脚質
・先行　1-4-2-34　複勝率17.1%
・中団　4-4-4-47　複勝率20.3%
・後方　5-2-4-35　複勝率23.9%
→1.2.3着
先行馬、差し馬、追い込み、それぞれ1頭ずつ馬券になりました。
ただし、逃げたジャスティンも4着です。
傾向的には前有利に見えますが…

※驚異的なラップタイム
実は今年の根岸ステークスは前半800mが過去10年で最速になりました。
逆に後半800mで見ると、過去10年で最も遅くなりました。
特に最後の200mは12.7秒という地方競馬場並みの遅い上がりでした…
前半と後半でここまで差が出るのは異例ですね。
つまり、過去10年で見ても異常なくらいの消耗戦になりました。
地方の重い馬場で活躍していたテイエムサウスダンやジャスティンが好走した理由がここなんじゃないかと思いました。



☆前走初角位置
・3番手以内　0-1-2-27　複勝率10%
→2着
ヘリオスは前走1番手から2着に好走。
ジャスティンも前走2番手から4着に好走。まぁ前走は芝でしたが…。
実はどちらもオルフェーヴル産駒です。
オルフェーヴル産駒は消耗戦には非常に強いです。
消耗戦になった今年の根岸ステークスだからこそ好走したのかもしれません。




☆上がり
・3位以内　10-4-6-11　複勝率64.5%
→1着、3着
この上がりも対極的です。
テイエムサウスダンは中段にいましたが、上がり2位。消耗戦になって後方にいた馬もそこまで速い上がりを使えなかったからでしょう。
地方の力のいる馬場で速い上がりを使えていた同馬が好走したのは納得です。

しかし、タガノビューティーだけは別ですね。
この馬だけ外を回して伸びました。
一頭だけ最後方待機で消耗戦に巻き込まれなかったからです。
ただし、後ろすぎて届かなかったですが…




☆前走上がり
ここはあまり関係無かったですね。




☆所属
・関西馬　9-10-10-91　複勝率24.2%
→1.2.3着
関東馬は今年2頭だけですが、12着と14着。
ダートでは未だに栗東坂路で調教された馬のが強いですが、特に今年は消耗戦になりましたからね…



☆前走馬体重
・520キロ以上　0-3-3-45　複勝率11.7%
→1着、3着
大型馬は勝てないレースですが、2頭馬券内です。
根岸ステークスはスピード重視だからと言われますが、今年に限っては消耗戦になってパワーがある馬に展開が向いたのでしょう。



☆レース間隔
・4週以内　0-1-3-46　複勝率8%
→馬券外
スリーグランドは出来落ちだったかなぁ。


まとめると…
前走4ハロンが過去最速。
後半4ハロンが過去最遅。
例年に無い厳しい消耗戦になったのが分かると思います。
その結果、前も後ろも厳しい展開になりました。

テイエムサウスダンはデータは悪くなかったですが、先行脚質から軽視していました。
ヘリオスはデータが良くなかったのもありましたが、同じく先行脚質から軽視してしまいました。

ここは後方脚質の馬ばかりを重視してしまったのが敗因かなぁと思います。
実際に過去10年内3年は前で決まった年もあったので、先行馬も抑えるべきでしたね…

今週は東京新聞杯を予定しています。
個人的に好きなカラテが出るので応援したいですが…