共同通信杯　回顧

結果は馬連、3連複的中。
本命アサヒこそ出遅れましたが、好走データ該当数2位の2頭が馬券になりました。
実は先週の東京新聞杯、土曜日のクイーンカップにヒントが隠れていました。
過去データを振り返ってみましょう…




☆人気別成績
・4番人気以内　8-7-8-17　複勝率57.5%
→1.2着
過去10年の内8年で2頭が馬券内。
人気馬が強いレースです。




☆前走人気
・前走5番人気以下　0-2-2-36　複勝率10%
→3着
成績の悪い前走下位人気が3着に…

※ただし…
過去の馬券内4頭は4角3番手以内。
今年のビーアストニッシドも4角1番手でした。
前に行ける馬が穴を空けます。




☆前走着順
・前走4着以下　0-2-2-41　複勝率8.8%
→2着
ジオグリフが唯一該当したマイナスデータです。

※こちらも…
過去の馬券内4頭は前走重賞です。
ジオグリフは前走G1で5着。問題無かったです。




☆前走距離
・今回延長　1-3-1-21　複勝率19.2%
→2.3着
ジオグリフは前走朝日杯組は0-3-0-3と好相性。
ただし、ビーアストニッシドは前走シンザン記念で過去に好走馬はいませんでした。

※京都改修の影響？
去年からシンザン記念は京都→中京に開催が代わりました。
開催代わったシンザン記念から初めて出走したのが、今年のビーアストニッシドでした。
下記でも解説します。




☆前走場所
・前走阪神　2-3-2-4　複勝率63.6%
・前走東京　3-4-3-10　複勝率50%
→1.2.4.5着
ビーアストニッシドだけ前走中京…

※実は前走中京は…
・前走中京　0-0-0-1　複勝率0%
過去に出走馬は1頭だけでした。
東京と同じ左回り、坂もある競馬場です。
ビーアストニッシドは前走控えましたが、0.3秒差の4着でした。
それを考えると…ここで好走したのも納得です。




☆枠
・馬番10番以降　0-0-2-18　複勝率10%
→1着
ダノンベルーガに唯一該当したマイナスデータです。
この枠はポジションを取れないのでほとんどの馬が沈んでいました。
実際にこの馬も6番手で外を回される競馬でしたが、1着まで来ました。

※ただし…
今年は外差しだった恩恵もあるでしょう。
先週の東京新聞杯、土曜日のクイーンカップ、そして共同通信杯…
3レースすべて外を回した馬が勝ちました。




☆脚質
・先行　7-3-6-16　複勝率50%
→1着、2着、4着
雨の影響もあって全体的に上がりがかかったので、逃げ馬含めて前有利でした。

※先行馬も明暗が分かれる…
ダノンベルーガは大外から1着。
ジオグリフも直線では外に出して2着。
ジュンブロッサムはそのまま外を回して4着。

一方でレッドモンレーヴと、アバンチュリエは内をロスなく回して凡走…
力が足りなかったのは間違いないですが、外差しが決まる馬場でした。




☆上がり
・6位以下　0-2-4-49　複勝率10.9%
→3着
逃げれば関係ないですね。
ただし、前走4角2番手以内は0-1-2-19でここでは力尽きる馬がほとんどです。
ビーアストニッシドは前走で逃げずに控えたことで、ここは上手く折り合って走れたのでしょう。




☆キャリア
・4戦以内　10-9-9-55　複勝率33.7%
→1.2.3着
今年は11頭中10頭がこれに該当していました。
今はレース数を抑えるのが当たり前ですね…




☆騎手
・同騎手　7-3-4-34　複勝率29.2%
→2.3着
ここはデータ通りです。

・乗替り　3-7-6-44　複勝率26.7%
→1着
乗替りから1着ですが…
・関西騎手へ乗替り　1-3-3-5　複勝率58.3%
リーディング上位の松山騎手に乗替りです。
ここへの本気度が高かったです。




☆ 当日馬体重
・今回増　8-4-3-24　複勝率38.4%
→1.2.3着
この時期なので成長分もあるでしょう。




まとめると…
概ね例年通りですが、先週から東京の馬場は外差しが決まっています。
内が不利というよりも、例年と違って外も伸びると言った方が良いでしょう。

※土日の馬場傾向
・7枠　2-2-2-16　複勝率27.2%
・8枠　3-2-1-16　複勝率27.2%
土日で芝は11レースありましたが、5レースで外枠が勝っていますね。

ただし、共同通信杯で振り返ると…
ダノンベルーガは道中はずっと外を回される厳しい競馬。
ジオグリフも斤量57キロ背負って、馬群に揉まれて外に出すのにもロスがありました。
それでも最後1Fで3着以下を突き放しています。
どちらもクラシックで好走する可能性があると思います。