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2020/09/19 05:38
孫子の兵法 第二章 作戦篇 迅速に勝つ
1 持久戦は避ける
孫子はいう。戦争をするとなれば、戦車千台、輜重車(物資を運ぶ車)千台、武装した兵士十万人を出勤させ、さらに千里もの遠方まで食糧を送らなければならない。こうなると国の内外での費用や外交使節などの費用、兵器を補修するための[にわか]や[うるし]などの材料、戦車や鎧などの補充で1日に千金もの大金が要る。これではじめて十万の軍隊がうごくのである。
その大軍が戦争に行って勝ったとしても、それが長びけば軍隊を疲れさせ、また、鋭気をくじき、さらに城を攻めることになれば戦力を消耗してしまい、そして、長い間軍隊を戦場にさらすということは国の経済力を弱めることになる。
軍隊が疲弊し、鋭気がくじけ、戦力が尽き、経済力が弱れれば、外国の諸侯たちがその危険に乗じて兵を挙げ、攻めてくることにもなる。
こうなればいくら知恵がある人でも収拾がつかなくなるものである。
これを競馬に例えると
1日の参戦するレースを決め、金額をあらかじめ決めておく。もし仮に勝てたとしてもそれが長引けば、考える脳が疲れ、次のレース予想に影響してしまう。