夢をかなえるゾウ　人に聞く(得意篇)

ピンポーン。　ピンポーン。　ピンポーン。






私の着信の音は、ベルの音




「はい」

「タイトルホルダーくるで。」

またか…

「あんたも好きやなー」


彼は、私の妹の旦那で高校の同級生。
競馬歴は約２、３年。

最近、滅法競馬にハマってます。


個人的に彼は苦手なタイプの人なので、あまり付き合いたくないと思ってます。ただいつも少年の心を持った人で、優しい面もあります。

「好きやよ。最近ずっと競馬みとる。」

「もうすぐ凱旋門あるやろー。クロノジェネシスあかんやりー。」

「どうやろなー。ぶっつけ本番はディープでも勝てやんだでなー。ディープボンド、フォア賞頑張っとったなー。かなり評価上がっとるみたいやで。」

「海外の馬で3頭おるんさな。俺の好きな走り方する奴」


走り方？　そんなん気にした事ないなー。

「あんた走り方とかに好き嫌いあるんや？」

「手前を替えてからの伸びが名馬は全然違うんさな。なんかビュー！と伸びるんさ。」

「あんた凄いな。そんなとこ見とらへんというか、気にした事ないよ。ってか走り方がどうのこうのってあんたよう見とるなー。俺は分からんわ。」

「いや、分かる分かる。一瞬脚が止まるんさな。」


なんだそりゃ…

「あんた結構なレベルまできとるかもしれやんなー。」


なんか競馬で超えられた感じがしました。



「話変わるけど、最近、夢をかなえるゾウって本を読んでて、成功の法則みたいなんが29個あるんやけど、そん中に、自分が1番得意な事を人に聞くってあるんやけど、あんたからみた俺の得意なとこってどこ？」





そしたら、
















「競馬やりー！　あんた競馬しかあらへんやんか。WIN5で6億当てたら、２０歳の嫁さんと結婚できるで、あんたは競馬しかないで。」












「笑　もうええっちゅうの。」














そうかー。
私の得意な事は、奴からみたら、競馬なんやな…





競馬ねー。

もう燃え尽きそうなんですがね。汗