神の馬券術　キャプテン渡辺さん

　 あまりにも馬券が当たらないので、何とか当てようとウン十年ぶりに馬券本を買ってきました。

　お笑い芸人で土曜のテレ東「ウイニング競馬」でレギュラーのキャプテン渡辺さんの著書「神の馬券術」です。たいそうなタイトルですが、以前から独特の切り口で馬券を買う彼の本を見てみたいと思っていました。彼は4000レース一点買いした男だそうです。
毎週土曜のメインを中心に数レース予想を公表していて、的中率は15％程度ですが、たまに、ものすごい回収率を挙げています。
　TVで拝見しても、馬の選ぶ理由まではなかなか発信してくれませんでした。思うに、人気薄の逃げ馬や先行馬と1〜3番人気馬で1点購入しているようでした。1レースに、主に馬連とワイドを同じ目で1点購入しています。たいへん読みやすく簡潔な表現で、2時間弱で読み終えました。

　内容は、予想中心ではなく馬券の買い方に140ページほど割いていました。購入する馬券の券種を考えること、単勝を買うのが有利、的中率より回収率、的中回収率を上げることです。1番人気が頭の馬単は買うな。馬連の多点数の購入を辞めること。馬連を多点数買うということは、最初から、ハズレ馬券を買うということだそうです。馬券の点数ではなく馬券の券種を増やせだそうです。馬連＋ワイドで馬連が当たればワイドも当たり保険になるそうです。あと、資金配分と買い方の基本も書いてありました。

　予想編は70ページほどですが、参考に見出しを少し載せておきます。
1番人気を本命にするな。馬場と枠には逆らうな。とにかく逃げ馬を狙え。強い馬を負かすのは逃げ馬。etc.です。

　宣伝ではありませんが、興味がありましたら書店を覗いてみてください。通常の馬券本と違った立ち位置のある中身で面白かったですよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい