諦めたらそこで試合終了ですよ…。　〜　サンデージャックの場合　

　冒頭でバスケアニメ「SLAM DUNK」における安西先生の
名ゼリフを拝借しましたが、まさしくそれを地で行くような
事が今日のレースでありました。

それは、小倉６R：３歳未勝利戦・芝1800mでの出来事。
サンデージャック(ダイワメジャー産駒・牡３)、
3歳上の半兄に「最強の１勝馬」と言われたエタリオウを持ち、
他にペレと言う２勝Cへ勝ち上がった半姉がいたので、
それほど派手な血統ではなかったものの、これは期待出来る！
と思い、優駿等でPOG指名にしていました。

ところが彼は、７月阪神の新馬戦で馬群に入ると怖がって
後退すると言う悪い癖が出て８着に終わり、それ以降は
５連敗でしかも大敗。
当然ながら私の馬券代もJRAへ預けっ放しでPOGの点数も
得ることすらできませんでした。

私としては「ダメだこりゃ…。」の状態になり、
昨年の11月に大敗したのをきっかけに彼のことはすっかり
諦めておりました。

ところが、何が起こるか分からない若駒のレース。
彼はスタート前に放馬し、騎手が急遽テンで乗り替わり、
断然不利な状況でありながら、苦手だった馬群を
堂々と渡り合い、最後の直線で抜け出して先頭に立ち、
勝ち馬に差されたものの、クビ差の２着でゴール。
しかも、今までのうっぷんを晴らすかのような
立派な走りを見せてくれました。

彼は勝つことを諦めていませんでした。

残念ながら、馬券は買っていませんでしたが、
彼が馬群を抜けて先頭に立った時は、思わず声援を
送っていました。
POG指名馬にした以上は、最後まで応援しなければいけな
かったと反省しきり。

それと同時に、勝負事は何が起こるか分からない、
馬も騎手も命がけで競走していることをあらためて
実感した次第です。


また、どこかの競馬場で黒地に白と赤縞の勝負服に
黄色のメンコをつけた馬がいたら、応援よろしく
お願いします。