京都ハイジャンプ（J.G2）〜　三津谷騎手有終の美　

昨日の京都ハイジャンプの障害レースでは、
感動的なラストが待っていました。

中京競馬場・障害コース3900mの長丁場、
置き障害のため、飛越力とスピード力の両方を備えて
いないとなかなか勝てるものではありません。

このレース３番人気のマーニ(牡５)と
このレースで引退の三津谷隼人騎手は、
スタートからしばらくは３番手に控えていましたが、
ラスト半周の向こう正面の位置から果敢に攻めて
先頭に立ち、難なく最後の障害物をクリアして
直線では後続を振り切ってそのままゴール！
人馬ともにはじめての重賞制覇となりました。

マーニは、ラスト騎乗の三津谷騎手に有終の美を
飾らせるために頑張ってくれました。
実況のアナウンサーによれば、ゴール前から応援の
拍手が沸き起こり、ゴール後もしばらくは拍手が
鳴りやまなかったとのこと。

競馬は生身の人間が、馬と言う生き物をパートナーにして
うまく折り合いをつけていく競走競技です。
馬と人のどちらかが欠けたら、決して成り立つものでは
ありません。

また、馬は人の気持ちが良く分かると乗馬経験者から
聞いたことがあります。
おそらくマーニは三津谷騎手のみならず、陣営の人たちの
「勝ちたい・勝たせたい」という気持ちを察したのでしょう。

競馬には、このような感動的な出来事が色々とあるために、
馬券とれなくてもやめられないんですよね〜！