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2023/10/21 11:18
心に残る菊花賞〜2017年、雨中での決戦
先週は、3年振りの三冠牝馬の誕生に沸いた秋華賞でしたが、
明日はクラシック最終冠である菊花賞が、これまた3年ぶりに
京都競馬場で開催されます。
今年は23年ぶりに、皐月賞馬とダービー馬の激突があると言うことで、
今からたいへん楽しみです。
もともと、どの馬も未経験の距離である芝3000mの舞台で行われ、
スタミナ勝負ゆえに「最も強い馬が勝つ」と言われている菊花賞ですが、
最近では「無敗の三冠馬」の誕生となったコントレイルが制した2020年の
第81回大会など、数々の名場面があり、名勝負が繰り広げられました。
ここで思い出すのは、2017年の第78回菊花賞です。
その年はレイデオロが、ジャパンカップへ向かったため、
ダービー馬不在の中での出走馬18頭でしたが、
1番人気に支持されていたのは、皐月賞馬のアルアインではなく、
クラシック3レース目で初登場のキセキでした。
キセキは、前走の神戸新聞杯で勝ち馬レイデオロに次いで2着に入る活躍を
見せており、鞍上のM・デームーロJは、高い期待を背負った中での騎乗で
あったに違いありません。
レース当日になっても、近づく台風と秋雨前線の影響で前日からの雨は
降りやまず、開催当日は極悪馬場と評された京都競馬場でした。
大粒の雨が地面を叩きつける中で3000mの長丁場に向かってのスタートが
切られ、先ずはマイスタイルが先頭に立ち、集団を引っ張る形の展開となり、
各馬、荒れた内側を避けながらの走行が続いて、3コーナーを回った地点で
先頭がウインガナドルへ替わり、最終コーナへ向かいました。
どの馬も泥だらけになりながら、ほぼ一団となり、最終コーナから直線を
目指して行き、馬群がバラけた中でキセキが、中団やや後方から大外を回し
上がって行く力強い走りを見せ、しかもメンバー上り最速の走りでクラシック
戦最後の一冠を制したのでした。
キセキは、その後も5歳時に凱旋門賞に挑戦するなど、
2021年の有馬記念に7歳で出走するまで、国内外のG1で息の長い活躍を
見せましたが、不思議とG1制覇はこの菊花賞のみでした。
※G1では、2着4回、3着1回の実績あり。
今年もどのようなドラマが展開されて名勝負が生まれるのか、
今から期待しています。
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アヴェノチャンスさん
べっちょさん、ありがとうございます。
事の良し悪しは別として、キセキもクリンチャーも凱旋門賞挑戦が
結果的には裏目に出ましたね。今年の日本馬は1頭だけでしたが、
日本の競馬関係者は、いい加減に夢から覚めたらどうかと思いますが…。 -
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べっちょさん
この時はクリンチャーが2着だったでしょう。あの後、凱旋門賞に行ったりしてたけどダートに切り替えるのが遅すぎた。G1をと思う。今は誘導やってるようだけど種牡になれたかもしれない。もったいなさを感じる。
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アヴェノチャンスさん
オレンジさん、いいね!ありがとうございます。
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アヴェノチャンスさん
チャーミーグリーンさん、ありがとうございます。
11月の菊花賞開催、その様な時代があったのですね!!
ひとつ勉強になりました(^^)/ -
アヴェノチャンスさん
YOSHIさん、ありがとうございます。
2017年は他にも雨中の決戦があり、キタサンブラックが勝った
天皇賞・秋でも名勝負が展開されたと、思っています。 -
今でこそ3000mが未経験の距離ということになりましたが、菊花賞が11月の施行だったとき、10月の京都の条件戦で嵐山特別(ステークス)芝3000mというレースがありました。このレースで、好走した馬は菊で穴人気になりました。メジロデュレンが1着、メジロマックイーンが2着から菊花賞を優勝しました。菊が10月施行になって、ローテーもきつくなったのでしょうか? 廃止されたようです。面白いレースだったので残念です。
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