第75回朝日杯FSの予想　〜　「素晴らしい一撃」なるか

さて、いよいよ３日後に行われる２歳G1の朝日杯FSですが、
馬番なしの出走馬の発表が本日ありましたが、今年は残念ながらPOG指名馬の
出走はありません。

2020年の第72回大会では、JRA-vanのPOG指名馬で７番人気だった
グレナディアガーズ（牡5・Frankel産駒）が、未勝利戦からの参戦にも関わ
らず、単騎逃げの馬をアッサリ交わして、後続を寄せ付けずに優勝を果たし、
たいへん驚かされました。
初めてのPOGで、自分の指名馬がいきなり２歳G1で優勝を果たすとは、
夢にも思わず、失礼ながら単複馬券すら、買っていませんでした

このように、何が起こるか分からない2歳馬の重賞ですが、
今回は重賞を勝ち上がった、ジャンタルマンタル（デイリー杯）、
シュトラウス（東スポ杯２歳S）の２頭に人気が集中すると思われますが、
視点を変えて前走・ベゴニア賞（1C）を制して挑む馬に注目したいと思います。

☆オーサムストローク（牡）
エピファネイア産駒で母父・Frankelの良血馬で、逃げ・先行タイプ。
8月の札幌での新馬戦は、勝ち馬ラヴスコールに3馬身以上離された３着に甘んじ
たものの、３戦目の中山芝1600ｍで未勝利戦を勝ち上がり、
前走は東京芝1600ｍで行われたベゴニア賞で優勝！
２着馬は、POG指名馬のガルサブランカ（牝）でした。
その時は悔しい思いをしたものの、あらためてレース映像を振り返り見てみる
と、オーサムストロークは、積極的で気っ風のいい走りをしていました。

また、ベゴニア賞と朝日杯FSとの相性は良く、中山から阪神へ移行した2014年
以降、前走がベコニア賞だった、ダノンプラチナ(2014)、サトノアレス(2016)の
２頭が、朝日杯FSで優勝しています。

今回のオーサムストロークの鞍上はモレイラ騎手から、テン乗りの坂井瑠星騎手
へと替わりますが、馬名由来は「素晴らしい一撃」だそうで、どのような走りを
見せてくれるか、今から楽しみです。

※写真は2020年優勝馬のグレナディアガーズ（JRAホームページより）