夏は牝馬【2024年版】

〜検証してみた〜
「夏は牝馬(が活躍する)」の馬格言は本当か?!
対象：6月第２週〜９月第１週の重賞20レース
（期間中の牝馬限定と東京・阪神開催の重賞は除く）

2014年〜2023年の過去10年間において、牝馬の優勝回数が最も多かった重賞。
（）内は、期間内で3位内に入った牝馬の数。

１．キーンランドC(G3)・芝1200m　7回（17頭）※2023年1位
　　アイビスサマーダッシュ(G3)・新潟千直　7回（18頭）※2023年2位
３．北九州記念(G3)・芝1200ｍ ６回（18頭）※2023年3位
４．函館２歳S(G3)・芝1200ｍ　4回（14頭）※2023年3位
　　小倉２歳S(G3)・芝1200ｍ　4回（14頭）※2023年3位
　　CBC賞 (G3)・芝1200ｍ　4回（14頭）
　　函館スプリントＳ(G3)・芝1200ｍ４回（10頭）など
　　
お気づきでしょうが、牝馬の優勝が多いのは短距離レースが占めています。
ダートや中長距離の重賞レースに比べると短距離では牝馬の出走数が多いためか
とも思われますが、牡馬よりもレース当たりで少ない出走数の中で優勝回数は、
なかなか立派なものだと言えます。

ちなみに牝馬の優勝が10年以上途絶えている夏の重賞は、

ラジオNIKKEI（芝1800ｍ）1993年以降、牝馬優勝なし
函館記念（芝2000ｍ）1999年以降、〃
エルムS（ダ1700ｍ）2003年以降、〃
七夕賞（芝2000ｍ）2012年以降、〃
プロキオン（ダ1700ｍ）2013年以降、〃
新潟記念（芝2000ｍ）2014年以降、〃

昨年の「牝馬優勝なし」にエントリーしていたレパードＳ
（Ｇ３・新潟ダート1800ｍ）において、３歳牝馬ライオットガールが優勝し、
2011年以降の牝馬優勝なしに終止符を打ちましたので、今年も牝馬の連敗を
阻止する馬が出現する可能性があります。
また、今年はレース編成の都合上、小倉で中京記念、中京で小倉記念が
行われるなど、かなり変則的に組まれているため、過去の傾向がそのまま使えない
重賞もあります。

まあ、競馬に絶対はありませんので、これらはあくまでも参考程度にとどめて
いただけると幸いです。