587件のひとこと日記があります。
2024/10/12 09:43
このはし渡るべからず
橋に大きく掲げられた立て札には、
「このはし渡るべからず」の文字が…。
今から600年ほど前、室町時代の名僧一休さんの小坊主時代のお話し。
悪徳商人が橋に掲げたこの立て札に誰もが困っていたところ、
そこを通りかかった一休さん、何のためらいもなく橋のど真ん中を堂々と渡り
「端ではなく真ん中を渡りました。」と言ってのけた、このとんち話を知らない
人はいないであろう。
実際に一休さんが渡ったのは「危ない橋」だったのか、そうではなかったのか
真偽のほどは別として、ここに来て21世紀の「JRA騎手のスマホ問題」である。
某女性騎手の引退まで発展した一件については、色んな意見があって賛否両論が
飛び交うことは別に構わないのであるが、実際問題としてどうやら彼女は
「危ない橋」を渡ったようだ。
一般人(騎手も仕事を離れたらこの言葉も適用されるが…。)にとって、
スマホは今や必須アイテムであり、所持していないと日常生活に支障をきたす人
が大部分であろう。
個人的な感想であるが、どうもJRAの法や規則が、現代の状況に合致して
いないような気がする。
にわか知識で申し訳ないが、JRAの馬主や調教師、騎手などに関しては、
「日本中央競馬会競馬施行規約」というものが定められており、
競馬人はこの規約に基づいてJRA内で行動することが求められている。
調整ルーム内でのスマホ等の通信手段の持ち込み禁止については、
直接的な条文はないものの、同規約の中にある条文のいくつかを拡大・類推解釈
して通信手段による不正防止に努めていると思われる。
しかしながら、開催期間内に競馬場を移動する騎手についてのスマホ使用は
限定的ではあるが許されており、JRAによる履歴の確認等もないといった
不十分な運用となっている。
また、JRA騎手によるスマホ問題であるが、2015年3月に発生した当時、
JRA初の某外国人騎手が「デビュー前日調整ルームで携帯使用」して
30日間の騎乗停止処分を受けた事例が最初の記憶にあるが、
昨年の若手騎手らによるスマホ不正使用発覚に至るまで、何ら過去の
教訓が活かされていなかったばかりか、これ以上広がる可能性もあると言う。
そのような中で、今週もまた3日間の競馬が開催され、ファンファーレが鳴り響く…。
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アヴェノチャンスさん
べっちょさん、ありがとうございます。
今回の案件は、JRAの管理や運用の甘さが一気に露呈した、
といったところでしょうか…。 -
アヴェノチャンスさん
ウイズダムさん、ありがとうございます。
現代人の意識や技術が進んで法律が追い付かないと言うのは、
よくあることですが、その分JRAには、管理者としての責任があると思いますね。 -
べっちょさんがファイト!と言っています。
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べっちょさんがいいね!と言っています。
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べっちょさん
【調整ルーム】がある組織はだけなんだと。その理由は
”《実際に騎手が関与した八百長事件があった》“
それでレース当日は騎手を缶詰めにして部外者と接触させないと言う発想になってる。
同じ案件が続出してるならJRA側と騎手会の足並みが揃ってないね。 -
ウイズダムさん
おはようございます。
通信機器に関する規約がどうなっているかわかりませんが…現代にあわせて考え直す必要があるかと思います。
スマホ等は、今ではなくてはならないものとなってしまいました。特に若手の騎手に多いのも納得いくことですが、決まりは決まりです。しっかり守ってほしいです。 -
アヴェノチャンスさん
とらじろうさん、いいね!ありがとうございます。
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とらじろうさんがいいね!と言っています。
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アヴェノチャンスさん
kannapapaさん、ありがとうございます。
この問題、彼女が引退届をJRAに提出したことで、今まで
燻ぶり続けていたものが一気に噴出したような気がします。
JRAには、時間をかけてしっかり取り組んでいただきたいと思います。 -
アヴェノチャンスさん
うらかわ猫さん、ありがとうございます。
その昔「赤信号みんなで渡れば恐くない」なんてブラックジョークが
ありました。今回の問題でも「みんながスマホ持って来ているから」、
「バレなければ」良いなど、やはり安易な考え方だったのでしょうね。