秋競馬で波乱の主役を演じているのは？

今年の秋競馬ですが、今まで荒れることが少ないと言われていた
G1レースが特に荒れています。

9月以降のJRAでのG1レースの1〜3着馬の結果を、人気順に並べました。
・スプリンターズＳ　9,5,4人気
・秋華賞　1,5,2人気
・菊花賞　2,4,7人気
・天皇賞秋　2,9,8人気
・エリザベス女王杯　3,12,2人気
・マイルＣＳ　4,7,10人気

昨日までの6レースにおいて１番人気馬が優勝したのは秋華賞のみで、
その他5レースでは、ものの見事に１番人気馬が飛んでいます。
中でも、過去10年間で1番人気(7,1,1,1）が堅いと言われていた天皇賞秋ですが、
5年ぶりに1番人気馬が馬券に入らなかったといった波乱でした。
また、昨日のマイルＣＳでも10番人気馬が3着に入り、
2桁人気馬が馬券内に入ったのは、2011年の2着馬以来、
実に13年振りの出来事でした。

さて、前フリはこれぐらいにして、天皇賞秋とマイルＣＳにおいて、
低い人気馬を馬券内に持って来て、波乱を演じている騎手は誰だ！
と思い調べたところ、いました。

それは、デビュー16年目でＪＲＡ通算1228勝をあげている
松山弘平騎手でした。

ちなみに彼の秋競馬（9/8〜11/17現在）でのJRA重賞1〜3着例は、　
・シリウスS(G3)　オメガギネス(牡4)　1人気　2着
・スワンS(G2)　 ダノンマッキンリー(牡3)　5人気　優勝
・天皇賞秋(G1)　タスティエーラ(牡4)　9人気　2着
・京王杯２歳S(G2) パンジャタワー(牡2)　8人気　優勝
・東スポ杯２歳S(G2) サトノシャイニング(牡2) 3人気　2着
・マイルCS(G1)　 ウインマーベル(牡5)　10人気　3着

彼は2020年に達成させた無敗の牝馬３冠馬・デアリングタクトでの派手な
イメージがどうしても強いとは思いますが、彼はＧ１に限らず他の重賞
レースにおいても、5人気以下の馬で2レース優勝させるほどの剛腕を発揮
しています。ちなみに、私がこの中で馬券にお世話になったのは、堅い決着
だった東スポ杯のみですが、今後は彼の騎乗に注目してみたいと思っています。

気付いたとき、みんなが馬券買っている。
〜競馬あるある〜