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2025/08/15 08:19
ライバル物語(その6) 〜ステイゴールドの血(番外編)
17戦1勝(1.7.0.9)
これは、ある競走馬の生涯成績である。
数字だけ見れば「単なる1勝クラスの競走馬のことか」と誰もが
思うことであろう。それが単なる1勝馬ではなく、生涯獲得賞金が
約2億円もあり競馬ファンの間で「最強の1勝馬」とも言わせた
エタリオウ(牡・2015〜)の成績である。
2017年9月のデビュー戦で4着だったエタリオウは、翌月の
2歳未勝利戦(京都芝2000m)で、道中最後方から最終コーナー前を
上がって行き、メンバー最速の上りを見せて勝利をおさめた。
そのあと、条件戦(500万下・当時)で2着を3回続けるも、
4月の青葉賞(G2・東京芝2400m)に出走、ここでも優勝馬に2馬身
差付けられての2着。
ここで第85回東京優駿(日本ダービー)の優先出走権を得て出場し、
13番人気ながら優勝馬で同一厩舎のワグネリアンにあと0.2秒に迫る
走りを見せて4着に入った。
この時、陣営の次の目標は秋の菊花賞へ向けられたであろう。
2018年9月の神戸新聞杯(G2・阪神芝2400m)では、
道中最後方からの驚異的な上りを見せ、ダービー馬ワグネリアンに次ぐ
2着へ入り、菊花賞の優先出走権を得た。
このレースは、他に皐月賞馬のエポカドーロなども出ていたハイレベルな
一戦だった。
迎えた秋本番の第79回菊花賞であったが、ダービー馬のワグネリアンは
天皇賞(秋)に向けて回避、いささか寂しい状況ではあったが、
エタリオウは、2番人気に推された。
エタリオウの陣営からすれば、千載一遇のチャンスだと思ったに違いない。
レース中は、緩やかな流れで中団を走り、勝負どころで先頭に立って
「今度こそは!」
と思わせたエタリオウだったが、この時点でG1経験がなかった
フィエールマン(後に天皇賞春2連覇を果たすG1馬)に追い上げられて
ハナ差で破れたのである。
またもや「指定席」の2着に終わった。
古馬に成ってからのレースは、日経賞(G3・中山芝2500m)で生涯初の
1番人気となったが、2着と振るわず。
あとは、2019年の天皇賞春での4着が最高であり、2020年のレースを
最後に引退した。
「最強の1勝馬」の異名を残したエタリオウは、個性派ぞろいの
ステイゴールド産駒の一頭でもあった。
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アヴェノチャンスさん
Fumioさん、いいね!ありがとうございます。
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Fumioさんがいいね!と言っています。
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アヴェノチャンスさん
チャーミーグリーンさん、いいね!ありがとうございました。
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アヴェノチャンスさん
五間梯子さん、ありがとうございます。
何せ、ステイゴールドも2着が多かった
からですね〜
あり得るかもです -
アヴェノチャンスさん
べっちょさん、ありがとうございます!
エタリオウ産駒、中央では何頭かデビュー
しているようですが、残念ながら
まだ勝ち上がった馬はいないようです -
チャーミーグリーンさんがいいね!と言っています。
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五間梯子さん
勝つと後々表彰式やらあれこれされるのが嫌で、
わざと勝たなかった、なんてことはステイゴールドの仔ならあり得ますかね?
まぁ、それはさすがにないですね 笑 -
五間梯子さんがいいね!と言っています。
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アヴェノチャンスさん
ちめさん、いいね!ありがとうございます。
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べっちょさんがファイト!と言っています。