600件のひとこと日記があります。
2025/08/19 07:48
ライバル物語(その7) 〜 オルフェーヴルVS.ゴールドシップ
オルフェーヴルとゴールドシップは、1歳違いの同じステイゴールド
産駒のG1馬である。
ともに母父がメジロマックイーンであるため、父方系の血は濃いが、
競走馬の血統から言うと兄弟や従兄弟でもない。
ちなみに、同じ母親から産まれた馬のみを兄弟姉妹とする競馬界においては、
父親が同じならば「全」、異なれば「半」の兄弟姉妹とされる。
従って、オルフェーヴルには全兄ドリームジャーニー(2004〜・G1馬)を
始めとする10頭の兄弟姉妹を持ち、
一方のゴールドシップの母親のポイントフラッグ(1998−2016)は、
9頭を中央競馬界へ送り出しているが、ゴールドシップ以外は
目立った活躍をしていない。
しかしながら、このポイントフラッグの牝系譜を遡ると、
1931〜32年にかけてアメリカから輸入した「基礎牝馬」6頭のうちの一頭、
星旗(ホシハタ)号へ辿り着く。
競走馬としての活動期間は、オルフェーヴルが2010年8月〜2013年12月までの
3年5か月、ゴールドシップは、2011年7月〜2015年12月までの4年5か月と
なっている。
両馬がG1戦線で重なった期間が2012年10月のゴールドシップの菊花賞終了後
から、翌年のオルフェーヴル引退レースまで1年あったが、
両馬の直接対決となると暮れの大一番、有馬記念(2013年)の
一度きりである。
「オルフェーヴル、圧勝ゴールイン!
なんという強さ、(他馬を)全く問題にしませんでした。」
当時の実況アナウンサーのゴール後の絶叫が、このレースでのオルフェーヴルの
物凄さを端的に表していた。
出走メンバーの中に、この年にG1を制した馬の複数頭が諸事情でいなかったに
しても、オルフェーヴルの優勝の価値が下がるものではなく、
また仮に出走していたとしても、この時のオルフェーヴルに対抗できる馬は、
いなかったであろう。
そう、思わせるような彼の勝ちっぷリであった。
引退後は、共に種牡馬入りしてオルフェーヴル産駒からは、国内(地方除く)
・海外のG1馬がラッキーライラックなど4頭。
ゴールドシップ産駒からは、同じくメイショウタバルなど3頭を輩出しており、
芝・ダート、平地・障害を問わずG1馬がいるのも興味深い。
(2025年8月現在)
-
アヴェノチャンスさん
ウイズダムさん、ありがとうございます!
ネット情報からですが、基礎牝馬の子孫で
近年の活躍馬としては、1995年香港国際Cなどを制した
フジヤマケンザン、G1を4勝したトウカイテイオー
などがいました。 -
ウイズダムさん
こんばんは。
6頭の星の牝馬たちからは活躍馬が多数でています。ゴールドシップも、そのうちの1頭の血をひいているかと思うと嬉しいですね。星旗の血を残していけるよう頑張ってほしいです。 -
ウイズダムさんがいいね!と言っています。
-
アヴェノチャンスさん
kannapapaさん、ありがとうございます!
ステイゴールド産駒の面々、どれも個性的で魅力あふれる馬
ばかりですね! -
kannapapaさんがいいね!と言っています。
-
こんにちは。
ステイゴールド自身は善戦マンでしたが、ステイゴールド産駒は爆発力が凄いですね。
それも含めて人気があって魅力的なんですね。 -
アヴェノチャンスさん
ミナさん、お久しぶりです。お元気でしたか?
2013年キズナの日本ダービーから競馬に興味を持ち出した
私もステイゴールドやディープインパクトの現役時代を
知りませんしかしながら、彼らのレース映像を繰り返して
色んな媒体から観ることが出来る今、便利になったものです。 -
ミナさん
おはようございます(^^)
とても勉強になります。ありがとうございます!
競馬を始める前のレースです。
ステイゴールドってすごいな、って最近特に思います。 -
アヴェノチャンスさん
五間梯子さん、ありがとうございます。
競馬ロマン派の私からすると、
最後に記された説に1票ですね -
アヴェノチャンスさん
Fumioさん、いいね!ありがとうございます。