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2020/10/13 22:34
一発エダテル劇場★第1弾★”怪獣”クリノザウルス、丸山元気と激闘編
2020/10/11(日) 4回東京2日目 2R サラ系2歳未勝利 ダート1300m
クリノザウルス号
未勝利戦の短距離ダート、魅力的にして未知数。勝利まであと一歩という馬で手固く収まるレースもあれば、連続して14着、16着の馬が激走し大波乱を巻き起こすこともある。万馬券勝利の浪漫に生きる江田照夫にとって短距離ダートは最大瞬間風速で駆け抜けることが出来る戦場だ。
この2Rは芝2戦で連敗し起死回生の一発を狙って本間厩舎が送りこんできた"快獣"クリノザウルス号で出撃する。馬体を見ても明らかにダート向き、調教では一杯に追った新馬に先着し、あきらかな上昇気配が窺えた。
ここで1番人気となったのは"波乱の万馬券男"丸山元気騎乗のアイスマン、中山1200で1分13秒3の頭差で前走2着まで肉薄した。当然ここは突破と見られていた。三浦のトーセンアルルは前走外を回っての3着はダート替りでの一変、乗り替わりで圏内確実の2番人気。2枠に入ったセイウンスノーは芝1600からの転戦、短距離血統のジョーカプチーノ産駒で継続騎乗の北村が逃げ切りを狙う3番人気。"快獣"クリノザウルスは距離短縮とダート替わり、更に"穴男"のエダテル騎乗とあって4番人気となった。
「思い切り逃げ切ってやりたい(`´)単騎逃げの独走ほど爽快なものはないゾ(^^)。……(-_-;)しかし、ここは中山ではない。全開で逃げて失速し馬群に沈むのは御免だ。(^^) ここで一発決めなければこの馬を他の奴にブンとられてしまうかも知れない。(-_-;)」
エダテルは込み上げてくる逃げ切り勝ちの欲望を葛藤の中で制御し必死に抑え込んだ。
いざ、勝負だ。(`´)。ハナ切ったのは好ダッシュを決めた北村だったが馬群中団の中から躍り出した戸崎が外からその北村をぶち抜く。
そこへ、遅れじとばかり大知も加わり、内から北村、戸崎、大知の3頭が先団を形成した。エダテルは先団3頭の後に続き丸山元気が外から並ぶ。
向正面を過ぎて3コーナーが近づく前に戸崎と北村が2頭並んで後続を突き放して行った。
「まだだッ(`´)ここじゃない(`´)」仕掛け所を狙うエダテル。前には先行争いから控えた大知、外左には絶好のポジションでチャンスを窺う丸山元気がいる。
3コーナー突入、並んだままの2頭との差は開いて行った。
「よしッ今だッ(`´)800m」4コーナーとの中間地点、800の標識を過ぎた直後にエダテルが仕掛けた。絶妙のタイミングで前の大知を外から瞬時に捲り4コーナー手前で大知の前に出た。
「しッしまったッ( ;∀;)出し抜かれた。」丸山元気はここで完全に気勢を制せられた。どこで前の大知を交わして前に出るか、逃げ馬2頭の脚色と差を考えれば、この場合4コーナーでは遅すぎたのだ。焦った丸山元気は4コーナーで、外から完全にエダテルにブチ抜かれた大知を捲りにかかる。「イケッ(`´)ブチ抜け(`´)」
そこへ後ろから突っ込んで来た鮫島が4コーナーで外にふくれた大知に進路を遮られて、捲りにかかる丸山に接触「ふざけるなッ(`´)どけッ(`´)バカ野郎(`´)」なりふり構わず丸山は馬体をブツけてインへ。
「無茶だッ( ;∀;)ムチャクチャだッ( ;∀;)」丸山の右からの直撃を受けた鮫島は大知と挟まれる形で進路を塞がれた。こんな所に突っ込んっで来る鮫島は余りにも無謀であった。(-_-;)
直線先頭2頭の叩き合いから戸崎が抜け出し、北村は後退。怒りの丸山は鞭を叩きつけて必死に追い上げる。
「もらった(^^) 楽勝だ(^^) この勝利は完全にオレのモノだ(^^)」3番手に上がって差を詰めたエダテルは楽な手応えのまま突き抜け完全勝利。単勝900円 馬単2680円 3連単11,220円 の中配当となった。
左鞭5発で馬に最後の気合いを入れるも丸山元気は2馬身半差で届かず2着。ナント最後方にいた三浦がノリさんの"奥義"後方ポツんを発動し4コーナーから大外ブン回して3着となった。
★丸山元気との激闘はここで終わった訳ではなかった。( ;∀;)