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2022/05/18 22:10

馬一頭を生涯生かそうとするといくら掛る?

競走馬が身体的、気性的にどうにもならない場合を除いてセカンドライフとして乗馬に再トレーニングされる道は昔よりだいぶ増えた。これはシニア世代の乗馬ブームのニーズに応える良い流れ。
しかしいつまでも人を乗せ働き続ける事は出来ないのも事実。
残念ながらその先があるのはごくわずかな幸運の持ち主しか生き残れない。

働けなくなった馬を1頭飼うのにいくらかかるのだろう。
浅く馬との付き合いをしているただの乗馬ファンとしての想像なのだが、年間の飼育費が100万前後、そこに諸々の経費や医療費といったところだろうか?
それが働けなくなった馬が生き続ける限り続くのだが、30年ほど生きるサラブレッドが実際どのぐらいの年月費用が掛かり続けるのか、あまり人前で話すには憚れるが一度クラブに聞いてみようと思う。

近年、JRAのビッグレースの賞金が軒並み上がってきているのが何を目的としているのか知りたい。それが単に世のインフレーションによるものならばバカげた施策だと思う。
何故なら、生産馬主以外の馬主はいわゆる他の事業で成功した富裕層で、それは税金対策であったり名誉のためなどである。
そもそも本業が傾いてる状況では馬主など続けられないのだ。
この富裕層の中の一部の幸運者に大金をつかませるのは、ただただ富裕層の射幸心を煽っているようにしか見えない。

個人経営の馬産の現場ではたかだか50~100万円程度の採算割れした幼駒のたたき売りがまだまだ見られる。大きな当たりを祈りながら、物にならなければ潰して資源とするのがまだ通用する産業なのだ。
食肉産業全体を否定するつもりは毛頭ないが、抜本的な産業構造の改変が待たれる。
生産頭数を抑制しつつ、1頭の価値価格を上げ、厳しいトレーニングを課した動物を敬愛を込めて、馬主の責任を明確化する上での、税制の優遇や維持費の手当などの拡充が一部の賞金より先ではなかろうか?
資源としての馬と言う考え。すぐには変革できない問題だが食肉代替の研究は飛躍的に進歩している。

射幸心を煽る様な一部の賞金の扱いが、生産過剰につながらなければ良いのだが。

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