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2020/10/13 00:00
アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス2020
ワイド ダノンファンタジー-サムシングジャスト
東京芝1800m
スマートレイアー、ドナウブルー、ホエールキャプチャ、フロンテアクイーン、同じ馬が毎年馬券に絡むということは、特殊な適性を要求されるレースと言える。
〇ラップタイムと傾向について
2014年からの6年間で、道中のラップタイムに緩みの有無で分ける。
向正面の坂から3コーナーにかけてレースラップが12秒台以上となる場合を緩み有とする。
緩み無:2014年、2015年、2018年、2019年
緩み有:2016年、2017年
緩み有の年は、3着内馬はほぼ、道中、真ん中より前に位置どった馬である。
緩み無の年は、後ろからの差し馬が好走している。
緩み有の年は、父サンデー系が独占している。(今年は出走馬の殆どが父サンデー系)
今年の逃げ馬は前走マイルのトロワゼトワル。恐らく緩みの無いレースとなる。
そのため、道中、中団若しくは後ろからの競馬を選ぶ馬を中心に検討したい。
〇1番人気の取捨
G2となった2011年からの9年間、馬券となった1番人気の馬はほぼ、芝1800mの重賞で3着内実績があった。
実績がなかったのは2012年のドナウブルーのみだが、2勝クラス芝1800mで優勝実績有。
ラヴズオンリーユー 芝1800m経験は新馬のみ
〇好走馬について
?前走上がり3位以内 上記ラップの傾向から重要な要素とする。
サムシングジャスト(3位)
サラキア(1位)
シャドウディーヴァ(2位)
ラヴズオンリーユー(3位)
レッドベルローズ(1位)
?芝1800m重賞で3着内実績
サラキア(エプソムC2着、ローズS2着)
ダノンファンタジー(ローズS1着)
フェアリーポルカ(福島牝馬S1着、中山牝馬S1着)
?前走距離
前走芝1600mの馬は馬券に絡むが、優勝したのは過去9年間でクイーンズリングの一回のみ。
また、過去5年で優勝した馬は全て前走OP又は重賞で連対。距離も前走芝1800mが近年は多い。
サラキア 小倉日経OP優勝 前走芝1800m
〇前走について
JRAの公式サイトでも掲載されているが、過去10年のデータから
前走春開催出走馬連対無し
ダノンファンタジー 前走ヴィクトリアマイル
前走京成杯オータムH、オールカマーは3着内無し
×シゲルピンクダイヤ
×トロワゼトワル
前走条件戦の馬は1着以外消し
×レッドアステル
×レッドベルローズ
〇前走クイーンS組について
今年出走叶わなかったが、上位人気で好走した2頭は本レースに出走してくれば迷わず本命としていた。
ビーチサンバ(父クロフネ)
スカーレットカラー(父ヴィクトワールピサ)
☆血統について
?父大系統ノーザンダンサー系
ダンチヒ系、ヴァイスリージェント系、サドラーズウェルズ系
父ヴァイスリージェント系が優勝しているレース。芝1800mだがスプリント、スピードの持続力が問われるレースである。
?父か母父にTサンデー系
ステイゴールド、ハーツクライ、マンハッタンカフェ、ヴィクトワールピサ、オルフェーヴル
スピードの持続力が問われるため、雨馬場も苦にしないタフさや気持ちの強さが求められるのかもしれない。
該当しそうな馬
サムシングジャスト(父ヴィクトワールピサ、母父米国型タイキシャトル)
シャドウディーヴァ(父ハーツクライ、母父ダンチヒ系、母母父欧州型ヘロド系)近2走馬券外、能力に疑問。
ダノンファンタジー(母父アルゼンチン血統)
過去6年間でディープインパクト産駒で馬券に絡んだ馬
スマートレイアーは母系が欧州血統であるのに対し、ヴィブロスは母父ミスプロ系マキャベリアン、四代母グロリアスソングでスピードの持続力勝負に強い。
ディープインパクト産駒については反動が出やすいことが特徴と言える。
先週のグローリーヴェイズのレースぶりを見て痛感した。ディープインパクト産駒に限っては、前走から間隔を開けた方が走りやすい。
〇結論
◎ダノンファンタジー
〇サムシングジャスト
血統からサムシングジャストを取り上げたい。父ヴィクトワールピサ。母父に米国型タイキシャトル。スピードの持続力を補う血を持つ。前々走の直線の伸びを見る限り、まだ底を見せていない。馬体もボリュームがあり十分戦える。
サラキアは前走の小倉日経OPの内容から、欧州型血統の才能開花。しかし、ディープインパクト産駒の反動が心配。
ダノンファンタジーは母系にアルゼンチン血統でスピードの持続力に強い印象。今年出走するディープインパクト産駒の中で、前走からの間隔が最も空いていることが、むしろプラスに働くと見る。
ラブズオンリーユーは日本の根幹距離コースのようなタメをきかせるレースに強い印象。走っても全く驚けないが、走る確信が持てない。