835件のひとこと日記があります。
2024/04/29 21:27
コーラルクラウン
パーフェクト種牡馬辞典をパラパラ見て
父ロードカナロア
母父スペシャルウィーク
父母父ストームキャット
母母父サドラーズウェルズ
サートゥルナーリアっていうのは
日本の種牡馬が次のステージに進む
幕開け、予兆なのではないか
父、母父、父母父、母母父に至るまで
日本の競馬界に影響を与えている種牡馬たちの名前が並んでいるのは
サートゥルナーリアだけ
血統の組み合わせの基本は
同じ血を濃くするか
別の血を掛け合わせるか
だと思いますが
ここまで濁りの無い血統であれば
寧ろサートゥルナーリアの持つ血の中で
強調したい血を濃くすることが
成功例になるのではないかと
思っています
木村厩舎に入厩している
クライスレリアーナは
ストームバード、ヘイロー、ダンチヒといった米国的スピードの血を強化しながら
特に重要だと思っているのですが
ミスプロの血を濃くしている
リオンディーズ産駒の成功パターンは
ノーザンダンサー系の血を薄くすることでしたが
シーザリオ一族の
エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの横姿を並べて観たときに
やっぱりそれぞれ個性が違うと思うんですよね
エピファネイアは
父シンボリクリスエスの重戦車のような筋肉の硬さ、デカさが出ていたり
リオンディーズは
母父スペシャルウィークの筋肉の柔軟性が出ていたりしますが
サートゥルナーリアは
父ロードカナロア、そして祖父のキングカメハメはなんですよね
脚のかたちも似ていますが
何より丸みを帯びたシルエットやミスプロ系の筋肉の張り、ヌレイエフの柔らかさが出ていて
兄弟でも伝える個性は異なると思いますし
配合の妙も異なると思います
サートゥルナーリア産駒の成功パターンは
米国的なスピードや
欧州的なスタミナを強化しつつ
ミスプロ系の筋肉の張りやパワーを補うことなのではないか
寧ろノーザンダンサー系の
米国的スピードならストームバード
欧州的スタミナならサドラーズウェルズ、フェアリーキング
ミスプロの血を濃くするというのは
スプリント寄りや
ダート寄りになりそうな印象ですが
ここまで血統表に日本の芝レースに強い個性を主張する種牡馬の名前が並んでいて
相手となる一流の繁殖牝馬にも
当然同じ血を持つ馬は多いわけですから
寧ろ父の系統である
ミスプロの血を濃くすることが
大物を産むポイントになるのではないかと
コーラルクラウンの横姿を観ながら
そう思いました
今月の坂路の動きを観ると
芯が入ってきた印象
募集時から変わらず蹄が綺麗です
蹄の美しさは持って生まれた才能だと思います
横姿を観て
馬体のバランスも暖かくなるにつれて
見栄えしてきました
6月までには本州に移動してもらいたい想いはあります
入厩先の福永厩舎は
早速成績に表れはじめました
普通は馬のキャリアが浅い方が勝率は高いはずで
転厩馬をこれだけ走らせている
超一流であるということです