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2021/12/24 00:18
もっともらしい論理
もっともらしい論理
読者の中には、かって高本公夫と言う馬券評論家?
がいた事をご存じでしょうか?
彼の著書の中にこんな文章が書かれていました。(要旨)
あなたは、複勝を買う時に、どんな基準で選びますか?
私は、単勝が買えるような馬を選びますよ。
何故かと言えば、3着までに入る馬を探すよりも
勝ち負けをする単勝を買える馬の複勝を買います。
そうすれば、勝てないまでも、2,3着には来るでしょう。
うーん、一見論理的な意見に思えます。
これが、1番人気での3着までに入る統計で見れば
ほぼ正しいとは言えます。
ですが、1番人気の馬は配当が低く、しかも3着までが
絶対とは言えません。
では、1番人気ではなくて、2番人気以下で探してみましょう。
ここでの年間の複勝率や、期待値がネットで探せば出てくるでしょう。
ここにも、統計上の確率があり、期待値があって、大数の法則がでてきます。
期待値が80数%なら、そこからなんとか研究して勝率を上げれば
勝てるんじゃあないかと、誰しも思います。
しかし、競馬新聞社は、勘で予想している人もいますが、膨大なデータを
コンピュータを使って、導きだしています。中には、いわゆる回収率が100を越える
人もいるでしょうね。でも、その人は、馬券で生活しているのでしょうか?
生活している人は、お金にもならないのに、わざわざ教えるのでしょうか?
威張りたいから教えるのかな?
まあ、それはどうでも良いのです。
それは、その人の勝手ですし、信じる人も勝手です。
前の文章に戻って。
別に、単勝で狙える馬と言うのは、もっともらしい
言葉に過ぎませんね。
結局、最も複勝で狙える馬は、1着に近い馬で、
それは、1番人気になるのです。
だからと言って、複勝は1番人気を買いなさいとは
言ってはいません。
最もらしい論理は、疑った方が良いのです。
これを怠って、馬券で勝とうなどとは、笑うべき思考停止ですね。