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2021/10/22 19:35
夢のいちご大福
星の系譜を持つ牝馬、スイートフラッグに魅了されたある者がどうにか探し当てた牝馬パストラリズム。
メジロマックイーンの血を継ぎ、パストラリズムの5番仔として生まれたのは、牝馬ポイントフラッグ。
ステイゴールドの血を継ぎ、ポイントフラッグの5番仔として生まれたのは、牡馬ゴールドシップ。
彼がいち競走馬としてデビューと同時に勝利した2歳新馬戦は第5R、背負ったゼッケン番号は5だった。
デビュー5戦目以降、彼の着順は1か5のどちらかだった。
そして迎えた15戦目の着順はなんと最低記録の15番。
著名な芦毛馬と比較すると、彼はかなり白っぽい見た目に感じる。そして鼻先は可愛らしいピンク色をしている。
戦績と見た目からついたあだ名の一つは「いちご大福」という非常に愛らしいものだった。
(物騒なのは芦毛の暴君、日高の白い悪魔とかあったようだが…)
それにしても、ここまで「1」と「5」が彼の馬生に関わるものだったとは思わなんだ。
3度目の正直で勝ち取った第151回天皇賞・春は2015年5月に開催された。その時のゼッケンは1。
メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンと続いた天皇賞父子3代制覇の歴史的偉業。4代目は残念ながら不在、ゴールドシップは5代目の制覇者である。
メジロマックイーンは天皇賞・春を2連覇しているが、ゼッケンは15、そして1であった。
圧倒的な強さを誇りつつも、故障のためラストランになってしまった京都大賞典のゼッケンは、1。
ゴールドシップがラストラン有馬記念で背負ったゼッケンは15。順位は惜しくも8番となってしまったが。
2021年5月、ゴールドシップが現役を引退し、故岡田総帥の導きによりビッグレッドファームで種牡馬生活を開始してから5年目、産駒ユーバーレーベンが初のG1制覇を成し遂げ、樫の女王となった。
ユーバーレーベンはマイネテレジアの6番仔(惜しい!)
ただし、母マイネテレジアはマイネヌーヴェルの初仔(ニヤリ)
もしかすると、もしかしなくても。
これから生まれ出づるであろう5世代目、ゴールドシップのような大いなる輝きを放つ星の系譜の馬が、世を席捲するかも知れない。
本当につくづく夢を見させてくれる15(いちご)大福である。