タラレバ

如何に凄まじい才能を持っていると評されても、走らなければ、本当の結果は分からない。
有望な者が思ったような成果が出せていなかった時はだいたい

あの時ああすれば
この時こうすれば
(しくじった内容)さえしなければ
(勝者)さえいなければ
もっとやる気があれば

勝負の世界は一瞬で、気まぐれで、立つ土俵すらコロコロ変化する。
起きていない現実は、所詮都合の良いことづくめのタラレバ夢想だ。
タラレバ夢想は、悔いの残る現実に対する一種の防護壁、心の拠り所として必要なのもの。タラレバ夢想を抱く事は悪い事では無いと思う。

実力云々ではなく｢やる気があればもっと勝ててた筈｣と割と多くの人に言われる彼の父や彼は、やはり大物だ(笑)

しかし、タラレバ夢想をしきりに語り続けるのは、些か愚行のような気がするのだ。
使い方には充分気を付けたい。