38件のひとこと日記があります。
2022/03/14 22:31
花を咲かせるとき
追いワクチンの副反応で腕が痛い…。
ボンくん・藤懸くんが東風S勝ちましたー!!
横浜がオープン戦で負け、「敗者に言い訳はいらぬ」と筋トレ・有酸素運動で追い込んだら納得の筋肉痛。
そして、借りたカメラと自前のレンズの組み合わせが原因で、周辺光量落ち(写真の周囲が円形に暗くなってしまう現象)の補正が効かないことが発覚して眠れなくなってしまった土曜日の夜。
「もうやれるようにやろう」と腹を括って中山へ。
案の定、写真撮影は大変でした。
互換レンズも優秀品は多いものの、お金を出しても純正を使うのが安心だなと思い知らされました…。
10Rのパドックはボンくんが止まると予想される場所が逆光方向+はなみちへ移動するには距離がある位置だったので、泣く泣く反対側から撮ることに。
予想は当たり、藤懸くんを正面から撮れなかった…無念。
いやそこの予想は当たらんでええねん!
急いではなみちへ移動してボンくんと藤懸くんを撮って、「とにかく無事に帰ってくるんだよ!」と胸の中で声をかけました。
そうしたら。
ボンくんと藤懸くんは無事だけどころか、最初にゴール板を駆け抜けて帰ってきてくれました。
震えました。涙が出ました。
応援している騎手に会えるだけでもうれしいのに、勝利する瞬間に立ち会えるなんて。
まさに「魂の1レース」という感じでした。
お世辞にも藤懸くんは騎乗数が多くないし、今年もまだ1勝。
それでもボンくんのためだけに中山に来てくれて、周囲に流されずボンくんを信じて自分たちの走りに徹した結果、ボンくんへ約2年半ぶりの勝利をプレゼントしました。
そんな優しさを強さに変えられるところが藤懸くんを応援したくなる理由です。
ボンくんも本当にすごい。
中山が得意なのは知っていましたが、ここ2年半近くは善戦マンで終わってしまうことが続いていました。
出走メンバーで最年長だったし、藤懸くんとも2戦目だったので無事に帰ってきてくれれば…と思っていたけど、そんなのは余計な気遣いでした。
ボンくん自身がコースを理解しているし、藤懸くんを信頼して人馬ともに互いをリードし合えたからこそ、1着という結果につながったんだと思います。
レース後のことは皆さんご存知のとおりです。
喜びを爆発させて、ずっと笑顔でボンくんをぽんぽんしたりハグする藤懸くんが見られて本当に幸せでした。
長い間、勝ちがなかった馬に自分が勝利を届けられるのって騎手としてはたまらない仕事なんじゃないかな…。
本当に人馬ともにボンセルヴィーソ。
ボンくん・藤懸くん本当におめでとう!!
(画像は昨日中山で撮った馬の絵と河津桜を組み合わせて作りました)