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2024/04/17 08:36
福島牝馬S 覚書
毎年難解なレースで、今年も超難解レースになりそうなメンバー。
前走1着馬が不振、前走1秒以上負けた馬の挽回はない、母父サンデー系不振、人気薄の台頭が多くある、長期休養明けでも激走する、という傾向があるようだ。ということは、キレ味勝負の馬がこぞって消えるレースで、スタミナとパワーに寄った馬が強いということだ。本来このコースは内枠先行が強い筈だが、このレースに限っては内枠先行馬は全く馬券にならない。牝馬でこのコースの重賞レベルとなると、タフな競馬になりすぎる、という傾向が見える。位置を取るために内枠から積極的に前に行った馬は潰れる。内枠で決まった2022年は差し追い込み馬が台頭した。前傾でも後傾でも同じ傾向のようで、逃げ先行馬は割り引きたい。
福島の特殊コースなので、騎手の要素も重要な気が。馬だけを見ればタガノパッションを積極的に買いたくなる。木幡、菊沢あたりは若干評価を上げていいのかもしれない。
週アタマ時点で騎手が決まっていないのは、カヨウネンカ、キミノナハマリア、エリオトローピオ、ピンクジン。この4頭は特別登録順が最も遅い4頭で直前まで登録しなかった何か不安材料があると見た方がいい。
過去データのうち、1秒差以上の負けを消し、とするのは正解だと思うが、今回は2頭だけそのデータで消すべきではない馬がいる。1頭目はエミュー。フラワーカップ勝ちのある追い込み馬、出遅れて大外ぶん回しの秋華賞で7着に食い込んでいる。前走中山金杯は12頭が最初のコーナーで不利を受け多くの馬が凡走した超凡戦だったが、その影響があったかどうかわからないが大差負け。鼻出血があり早々に競馬を止めていると思われる。母父スペシャルウィークはスランプに陥ると抜け出せない傾向はあり血統面の不安があるが、休養で走れる状態になっていれば上位入線しそう。
2頭目はトーセンローリエ。クイーンカップ時は休み明け大幅馬体増、次走牡馬混合京王杯オータムHは大幅馬体減で明らかに調子がおかしい、夏負けっぽい状態だった。その上、少頭数とはいえ不利な大外枠だった。アネモネS勝馬であり、調子が戻っていれば激走がある。サトノクラウンとメイショウサムソンの配合もこのレースにドンピシャな印象。