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2024/05/06 18:08
都大路S 覚書
ファントムシーフ1本被りになりそうな馬柱、今週最も妙味がありそうな一戦。菊花賞組のその後がイマイチということで現4歳世代の能力がどうこう・・という話題はとてもよく聴くが・・。そもそもドゥレッツァは故障だったようだし、タスティエーラはメンタル面の問題で拒食レベルにカイ食いが落ちていた訳で、この横の比較は全く意味がない。世代全体レベルが疑われるということは馬の個々の能力というよりは、施行条件上の問題だろうなと思っている。特に斤量制度が現4歳世代に不利だったのかな、と思っている。斤量に影響しそうなスタミナ面というのは馬体が完成した古馬の方が有利で、若駒は完成途上の体だが若さゆえの瞬発力で優位、ということだろう。今回はファントムシーフが58キロで出走、調教は動けているのでこの斤量面で古馬勢とどの程度ハンデがあるかを考えるレースだ。過去G1で活躍した馬が前走惨敗して非重賞で圧倒的人気になるパターンは、正直あまり買いたくない。能力はあっても調教レースに徹するということが無きにしも非ず。ただ、メンバーを見渡すと馬券圏外は考えづらく、妙味が全くない堅軸といった印象だ。今回のレースで厚めに買いたい馬は2頭いて、そちらを主軸とした馬券を組みたいと思っている。1頭目はワールドウインズ。長く爪不安を抱え去勢後の不安を抱えていた馬だ。古馬になっても「馬体がまだ緩い」というコメントを耳にしてきた馬だけに、恐らく晩成馬。前走人気薄での2着は爪とホルモンバランスの問題が解消されたものと見ている。今回は京都1600という舞台、ルーラーシップ産駒の庭だ。実際、洛陽Sではシンガリ18番人気で掲示板を確保しているワケで、ここで買わなければどこで買うんだ、という馬だ。もう1頭はセントカメリア。前走はハンデ重賞の人気の一角にいた馬だが、人気のミッキ―ゴージャスをマークしてラストで差す競馬をするつもりだったが、フラーズダルムに進路を塞がれブレーキ、外を通って差し競馬をするが届かず。掲示板5頭は内のトラックバイアスを活かした馬、という訳で、度外視でいいと思う。脆さのあるセオや、チートバイアスでカシオペアSが過剰評価されてるアルナシームが上位人気を形成するなら、この2頭は全力買いでいい気がするな。