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2024/06/04 01:57
大井 東京ダービー 覚書2
かなりの雨、このままだと当日は良馬場開催は無理っぽい。先日抜擢したシシュフォスもあくまで良馬場想定。なかなか難解なレースになってきた。ここのところ地方を含めダート重賞は天候が大きく左右している印象があり、馬の能力診断以上に「馬格」要素が有利不利を決めてしまっているレースが散見する。人気を被るラムジェットが追い込み脚質で華麗に大外を差し切る印象からか、この馬が快速スピード馬だと思っている人は結構いると思うが、どちらかというとシシュフォスに近いパワー型。馬自身が主体的に前進しようとする意思を見せず、騎手が終始促して馬を動かして、やっと勝負所でエンジンが点火、加速力があってシュッと伸びるのではなく、常に燃料を焚いて車体の重い重機を常にフルスロットルにして動かしているといった印象の馬だ。こういう馬なのでオキザリス賞ではモレイラの手腕であっても一度塞がれてブレーキがかかってしまえば再点火は難しい。逆に勢いがつけば、ユニコーンSのようにサトノエピックとミッキーファイトを吹っ飛ばしてしまう戦車のような競馬ができてしまう。不器用な重戦車パワー型で外枠という絶好枠、しかしながらこの雨だと身軽な軽自動車的な他馬の方が有利に働きそうな感じで、やはり買いづらい。今回軽自動車的な馬筆頭はシンメデージー。高知最強格はこの馬とプリフロオールインだと思うが、この2頭は共に馬格が小さく重馬場の恩恵を受け続けたと思っている。シンメデージーは前走で園田の白砂を克服しオーシンロクゼロに3馬身差の圧勝劇だったが、重馬場だったこととオーシンロクゼロが巨漢馬だったということを思うとやはり馬格と馬場がフィットしたという見解が正しい気がする。おまけにマイナス17キロに絞っての出走だった。正直この舞台では厳しい気がするが、隣枠に前で競馬しそうなアンモシエラが入ったことは好材料ではある。アンモシエラは関東オークスに出ずにココを使うのは血統的に2100よりも2000ということかな、と思っている。調教内容が軽く手控えられてるにも関わらず間隔の詰まるココを使うということは距離的な要因なんだろう。良馬場なら脚質が真逆であってもラムジェットとシシュフォスで巨漢馬サトノエピック含めた3頭で良かったが、重馬場となるとアンモシエラ、シンメデージー、不良馬場で追い込んできたフロインフォッサルまで割と横並びになってしまうな。