川崎　関東オークス　覚書

例年そんなにメンバーレベルは高くならない印象のレースだが、今年も微妙な顔ぶれという印象。南関の戸崎は買いという格言はあるものの、このレースに関しては人気の武もルメールも平気で沈んでしまうレースではある。中央馬４頭は地方馬に比べて潜在能力は高いんだろうが、コース適性があるかどうかは別問題だ。人気を被りそうなイゾラフェリーチェはエフフォーリア兄弟ということで潜在能力は高いのは間違いなさそうだが、サトノクラウン産駒だ。２０００以上のダートを走る馬というイメージは無いが、東京２１００をよく走っていたビップスコーピオンがいる。折り合いに課題がある馬だし、この人気１本被りはちょっとアヤシイ。純粋にダート競馬で強い内容だったアンデスビエントの方が堅い気がする。初芝のクリスマスパレードと短距離種牡馬ダノンレジェンド産駒メイショウヨシノをこの人気で軸馬にするのも微妙、特にメイショウは現状スタートが安定しないところもある。ということで地方馬が今回は絡むと見ている。プリンセスアリーはスプリンター体形なので厳しいと思う。候補はミスカッレーラとローリエフレイバーだが、どちらも不安材料を抱えていると見ている。ミスカッレーラは馬体を減らし続けているので、そこが解消していればかなり買える馬だ。最近の調教を見ると、一杯調教をしている上、陣営は馬体減りを危惧して「調整方法を変更した」と言っている。当日プラス体重であれば厚く買いたい馬だ。ローリエフレイバーはいかにも距離が持ちそうな血統構成が魅力だが、大井でしか走っていない。ボクはこの馬は小回り適性に難があると思っているので、コーナーのキツいコースでいかがなものだろうと不安視している。今のところ、戸崎の馬が人気を吸ってくれるのであれば、アンデスビエントから地方馬２頭へのワイドを検討している感じだ。