競輪
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2024/03/23 19:41
野人 岩田康誠��
2007年宝塚記念続き
4コーナー
脅威のハイペースの中、
中段からカワカミプリンセス
後方からメイショウサムソンが怒涛の捲りをみせる
岩田アドマイヤムーンはまだ中段
武豊ポップロックはまだ後方
迎えた直線
俺の軸はカワカミプリンセス
実はかなり自信があった
その牝馬離れしたパワーとダンシングブレーヴ譲りの爆発力
馬場の荒れた宝塚記念にドンピシャだ
しかしペースが異常
荒れ馬場で前半通過57.5
そんな中、俺の大好きな武幸四郎は3コーナーから一気に仕掛け4角先頭
番手に王者サムソンを従え最後の直線を迎えた
当時の競馬場の歓声はまさに地鳴り
あれこそ勝負所の勝負師のパフォーマンス
俺は大興奮とともに終わりを確信した
カワカミの3角入りは6,7番手
いい位置だ。
そこから一気に仕掛けて行った
そう。仕掛けが早すぎる
ロングスパートするのはスローペースの長距離戦が定番なのに、ここは宝塚記念でウルトラハイペースだよ
荒れ馬場前半1000mを57.5のペースを中段手前からラスト800mでロングスパート
あかん、早過ぎる………
一瞬絶望に襲われてけどそんなものはあのレースの光景で全て吹き飛んだ
俺はあの4角で先頭に躍り出たカワカミプリンセスがメイショウサムソンを筆頭に各チャンピオン級の出走馬達に、
どうした！残り最後の直線だ！
全員かかってこい！！
って言ってるように見えて感動した、震えた。
懸命に叫んだ。 いけー！コウシロー！！
最後は力尽きて6着に敗れたカワカミプリンセス
俺はこの馬をこのレースで軸で買えた事が誇らしかった。
実際17年経った今、当時負けた金額なんて覚えていない。でもあの時の4角の映像は目に焼きついたまま、感じた想いは永遠に色褪せない。
長いなー疲れてきた
続く
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