162件のひとこと日記があります。
2024/09/25 21:05
心救われたドバイワールドカップ
このネット競馬で投稿された日記で、『名馬を読む』シリーズの第4巻が出ているのを知り、購入して読んだ。
本書の中の、トランセンドというダート馬の話を読み、涙が出た。トランセンドは2011年のドバイワールドカップの出走馬。あの東日本大震災があった直後に行われたレースだ。そして日本の馬、ヴィクトワールピサが勝ったレース。トランセンドは2着だった。あの頃は競馬からは離れていたが、翌日の新聞に、
「日本のみなさん、日本の馬が勝ちました!」という大きな見出しと、現地の日本チームのみなさんが日の丸を掲げている写真が載っているのを見た時に、胸が一杯になったことを思い出したのだ。
当時はまだ鎌倉の海っぷちに住んでいたので、震災直後はいつでも津波から逃げられるように、ダウンジャケットを着て寝ていた。そして原発事故という深刻な二次災害の影響で、計画停電が行われた。電気が使えない朝は湯たんぽを抱えて朝食を食べ、江ノ電が走っていないのでバスで鎌倉駅まで出た。信号も止まるので、警察が出動して交通整理をするという見慣れない町の光景も目にした。そして夜に計画停電になると、鎌倉の町は闇に包まれ、懐中電灯で足元を照らしながら家路を急いだ。本当にあの夜道は恐怖だった。更に放射能が千葉まで流れてきたというニュースがあり、暗澹たる気持ちになった。東北の人たちほどではないが、関東の人間も、あの震災で一時期日常を壊された。そんな中でのドバイワールドカップの日本馬の勝利のニュースだった。こんなに心救われたニュースはそれまでに経験が無かった。
本書を読んで改めて、ヴィクトワールピサとトランセンド、そして2頭の関係者のみなさんへの感謝の気持ちが蘇った。
本書を読んで良かった。
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リッツラゴーさんがいいね!と言っています。
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ちめさん
ウルトラマントリガーさん、コメントありがとうございます!
チームジャパンで、ユニホームに『HOPE』の文字を入れて、一丸となって日本馬の勝利を目指した話を知った時も、心が震えるような思いがしました。やっぱり競馬は金だけではないものがあると思いますね -
ちめさん
べっちょさん、コメントありがとうございます!
サモ・ハン・キンポーが馬主とはビックリ!知らなかったです!
大きな日の丸を高く掲げ、みんなで手を振ってるような写真、今思い出しても涙が出そうになります。本当に救われました… -
ウルトラマントリガーさんがいいね!と言っています。
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ウルトラマンオリオン姉さんこんばんは
あの時は、大地震で日本は、大変な悲しみに浸っていました。そんな中、ビクトワールピサとトランセンドの1、2フィニッシュは、かなり勇気を与えられました
本当、両馬には、感謝しても感謝しきれませんでした -
べっちょさんがファイト!と言っています。
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べっちょさんがいいね!と言っています。
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べっちょさん
あの《》を掲げるべきだと勧めたのはモハメド殿下なんだと。あの当時は今ほどのレースでのはなかった。
のでゴールデンシャヒーンにのいるけど馬主はサモ ハン キン ポーだよ。 -
ちめさん
オレんジさん、コメントありがとうございます!
先日お伝えした、ミックファイアの曾祖母オールアロングの話もこの本です。オールアロングの話の最後の一文にミックファイアの名前が出てくるのですが、その文章が良くてね〜、なんかじ〜んときちゃって、これはオレんジさんに教えてあげないと!ってメッセージを送ってしまいました(笑)是非読んでみてください -
ちめさん
しほまるさん、コメントありがとうございます!
東日本大震災はしほまるさんはまだ生まれてなかったかな?あの年のドバイワールドカップの日本馬ワン・ツー勝利のニュースからはパワーをもらいました。
しほまるさんにとっても競馬が大きな力になってくれる時がきっと来ると思いますよ