173件のひとこと日記があります。
2025/06/04 20:44
映画『サブスタンス』
先日デミ・ムーア主演の『サブスタンス』を観てきました。
美と若さに価値を置く世の中に警鐘を鳴らす、ブレないテーマを通した力作でした。愚かで悲しい女を、実にシュールに描いた秀作ですね。周りから愛されるために頑張るのではなく、自分が自分を愛してあげなさい、というようなメッセージも感じ、意外と心が温まったりしました。
しかし本作は私にはなかなかハードなホラー映画でした。ホラー苦手な人にとっては、ちょっと厳しいかもしれません。私は後半のスプラッター系はもう非現実的なので観られたのですが、前半の医療系ホラーっていうんですかね、ちょっともう止めてと思いました(笑)針でブスッブスッ、パックリ開いた背中をグイグイ縫いつけたりみたいな(笑)帰りにトイレで鏡を見たら、やや顔色が悪くなってたので、やっぱり気分悪かったみたいです、アタシ(笑)
内容や設定が哲学的なところもあり、興味深く考えさせられ、ストーリーに引き込まれました。拒食症になるような子たちの心の中ってこんな感じなのかな、なんて思ったり…。長めの映画ですが、テンポの良い構成、シーン運びでダレた感じはありませんでした。脚本も良かったですね。
そしてデミ・ムーア。私の10代の頃の憧れの女優の一人。当時も思ってましたが、デミは演技が巧いです。今回も突拍子もない話のヒロインですが、抑えた演技が燻し銀のように光ってました。久々にデミ・ムーアをスクリーンで堪能しようと思ってたのですが、最後は、デミ・ムーアは何処へ?というくらいの変貌ぶりでして、もう少しまともなデミ・ムーアを観たかったです(笑)
そう、そしてラストシーンが逸品!シュールに着地成功で、巧い!と唸ってしまいました。ちょっと笑えるし。
映像&音響&音楽なんかは、デビット・リンチっぽくて好きな世界感でしたね。
50代の老いが見えてきた女性が若さを取り戻すために、アブナイ薬に手を出す話なのですが、よく考えると、その薬、ヒロインの望みを叶えられるようなもんじゃないよね?ヒロインがその薬に手を出すという設定に無理があるなんて思いました。でもとにかくそんな疑問も吹っ飛ばす勢いで話は進んでいきます。
それにしてもハンパないデミの壊れようとぶん抜けた騒ぎが、作り手の、若さと美に価値を置く世の中に対する怒りを感じ、胸に訴えるものがありました。意外と秀作。オススメです!
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kenさんがいいね!と言っています。
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ちめさん
バンバ・ラルさん、解説ありがとうございます!
なるほど
今改めてハイセイコーの戦績見てみたら、たしかに強いですね父の話では鳴り物入りで中央入りしたハイセイコーは「あれが噂のハイセイコー」と注目の的だったとか。ダービーは日本国民みんなが応援してるような人気ぶりだったようです。そんな地方出身の競走馬、これからもなかなか現れないだろうなあ -
バンバ・ラルさん
地方出身のハイセイコーの強さに「レースに出てる馬は古馬ちゃうんか?」と根も葉もない噂が立ったとか立たなかったとか・・・って話です。
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ちめさん
ミウラハルカさん、コメントありがとうございます!
わたしも注射苦手です子供の頃ツベルクリンの注射を見ていたら、真っ青になり倒れました(笑)それ以来、注射の針は絶対に見ないようにしてます。注射苦手な人には本作はなかなか厳しいかもしれません。わたしは目を瞑ったり、深呼吸したり、大丈夫大丈夫と心の中で自分に言い聞かせたりしながら、何とか乗り切りました -
ミウラハルカさん
私、怪談は好きですが注射が大の苦手でして、もしかしたらこの映画は観れないかも
美味しそうなと、飲みたいしん -
ちめさん
バンバ・ラルさん、コメントありがとうございます!ハイセイコー替え玉説っていうのがあるんですか!?
替え玉というキーワードは本作と合ってますね -
バンバ・ラルさん
なんとなく「ハイセイコー替え玉説」を思い出してしまいました(笑)
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ちめさん
オれんジさん、コメントありがとうございます!
意外と秀作でしたよ
デミ・ムーアも年取ったけど、ヘンに若作りしてなくて、ナチュラルで良いと思います。この映画の中では、最早原型を留めないくらいに変貌しますが…
オススメします -
バンバ・ラルさんがいいね!と言っています。
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ちめさん
夢見る万馬券さん、コメントありがとうございます!
ホラーですよ
チョクロ美味しいですよ
たまに食べたくなります、チョクロ