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2012/05/30 15:47
今週は古馬マイルGI・安田記念、GI馬揃うも混戦模様
今週末の6月3日(日)、東京競馬場では古馬によるマイルGI・第62回安田記念(3歳上、GI・芝1600m)が行われる。
6頭のJRAGI馬が揃ったが、“断然の本命馬”と呼べる存在はいない混戦模様となっている。
昨年の勝ち馬リアルインパクトは、前走のマイラーズC(GII)で最下位18着と敗れたが、東京競馬場では5戦2勝2着2回の好成績。日本ダービーの ディープブリランテと同じく、ディープインパクト産駒が岩田康誠騎手とのコンビで臨む。馬にとっては2連覇、騎手にとっては2週連続GI制覇がかかる。
10年の3冠牝馬アパパネは、昨年のヴィクトリアマイル(GI)以来勝利がないが、GI・5勝の実績は上位。昨年は6着に敗れたとはいえ0.2秒の僅差だった。
エイシンアポロンは昨年のマイルCS(GI)勝ち馬。同レース以来の前走・マイラーズCで14着と大敗してしまったが、巻き返しを狙う。
ローズキングダムは09年の2歳チャンピオンで、10年のジャパンC(GI)勝ち馬。今回、武豊騎手とは約1年1か月ぶりのコンビ復活となる。
前哨戦・京王杯SC(GII)を勝って勢いに乗るのがサダムパテック。昨年、クラシック戦線を戦ってきた同馬が初めて1400mの短距離に出走し、見事に 約1年2か月ぶりの勝利を飾った。先週のダービー、7番人気トーセンホマレボシを3着に粘らせたC.ウィリアムズ騎手の手綱捌きも魅力。
国際レースとして行われる安田記念、今年は香港から2頭の馬が出走する。
ラッキーナインは昨年の香港スプリント(香G1)勝ち馬。日本では3度目の出走となり、マイル戦は初めてだが、チャンピオンズマイル(香G1)で2、3着しているようにこの距離も対応可能。過去2勝を挙げているハイレベルの香港勢だけに怖い存在。
グロリアスデイズは前走のチャンピオンズマイルで、ラッキーナインに先着の2着。まだ8戦とキャリアは浅いが、5勝2着3回と連を外していない安定性は魅力。
その他、昨年のNHKマイルC(GI)などGI・2勝のグランプリボス、昨年の桜花賞馬マルセリーナ、ヴィクトリアマイル2着のドナウブルー、昨年の2着 馬ストロングリターン、“未完の大器”ペルーサ、今年重賞2勝のガルボなど有力馬は多数。大混戦で馬券も難解だが、高配当も期待できそうだ。