競馬用語その６の１

蹄鉄も現在ではアルミ合金製の軽く丈夫な物に替わり、レースでも調教でも使える兼用の蹄鉄が、ほとんどの厩舎で使われている様である。この事で打ち替えを行なう回数が大幅に減り馬の蹄が痛まなくなった。ここで裂蹄について述べて置きたい。裂蹄（れってい）とは、空気の乾燥した冬場の発症しやすい。人間社会ではかかとのヒビ割れの様なもの。防止策としては蹄油（ていゆ）と言うクリーム状の物を塗るのである。しかし悪化すれば装丁療法や内科療法もある。さらに悪化すれば放牧、休養しか道はない。人間社会の入院である。人間の爪はじつによく伸びるが馬の蹄は１ヶ月で僅か１ｃｍだと言う。（中央競馬会広報）