競馬用語

手前・・てまえ。。茶道の中にお茶を一服立ててもらった後、御器をひとしきり褒めた後、結構な『お手前で』と会話に入って行く訳ですが、この時手前と競馬での手前は全く別物です。最も簡単に言えば≪右手前≫と言えば右利き。≪左手前≫と言えば左利きを表すのですが馬が疾走する時、よく見れば脚が４本とも宙に浮いた時があります。その時の前脚の２本を注視すればどちらかの脚が前に出ています。この時に右脚が前に出ている状態を右手前、逆を左手前と呼ぶのです。厩舎関係者のコメントに時々、『手前を替えるのが下手なので・・』などのコメントを見ますが馬は走る時、前足で大地を掻き込んで走る為、右回りでは、右手前、左回りでは左手前が当たり前であり、有利な事は言うまでもありません。一般ではこの切り替えが出来ない馬は脚に故障を発生するケ−スが多くなると言われています。