競馬用語・・・三味線（しゃみせん）

そう、あのベンベンと打ち鳴らすあの三味線である。競馬で使うのは名前だけで実際鳴らしはしない。　三味線と言う言葉を使う人、意味を知る人が現在いるか、いないか？多分死語ではなかろうか。私も昔、某公営競馬場の厩務員さんから聞き習ったのである。昔は厩務員さんとは言わず馬ていさん、と言った。馬丁と書いたかどうか定かでないが。厩舎で例によって麻雀中、一人の厩務員」さんが「００の親父の奴、三味線弾きやがって！」と、御機嫌ななめ、他の一人があいずち「どうしてさ、いま知ったのか？　昔からの三味線弾きよ！」　後で訊ねた時に聞いたのは
「嘘つき」と言うのが一番近く、理由は自分の管理馬の事でレース前に調子が悪くて・・等と
泣きが入るがレースになれば、あれが調子の悪い馬か？と言う激走するのだとか。つまりはああだこうだと、デマを飛ばしてかき回す行為の事だと思えばよい。現在使われているかどうかは定かではない。