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2013/05/13 23:33

レースに『絶対はない』としても、本当に

レースに『絶対はない』としても、
本当に予見することはできなかったのだろうか、と、
昨夜からずっと考えている。

最終追い切りは、ほとんどと言っていいほどコース追いだったのが、
どうして今回は坂路追いだったのだろうか。
始めに感じた違和感はここからだった。

少なくとも前走と今回、右前に履いていた蹄鉄は、通常の蹄鉄ではなく、
J鉄と言われるものだったようだ。
(J鉄=アルファベットのJの形に近いもの。裂蹄や球節炎の馬に用いることが多い。)

また、坂路調教は、後肢の鍛錬・瞬発力の強化・心肺機能の強化に効果あり、と思っていたけれど、
後肢の強化→前肢の負荷を軽減する、ともとれる。

故障を発症しやすいのは、後肢よりも前肢の方が多い。
前肢に細心の注意を払うのは当たり前だろう…けれど…



もう一件、サウンドオブハートの故障のこと。
実はあるサイトの情報で「脚元に気になるところでもあったんじゃないのか」という
情報が上がっていた。
調教が軽すぎる、と。
もちろん条件が違えば時計はかわってくるだろうけれど、
美浦坂路馬なりで50秒きっちゃうくらいのコが、今回は52秒かかっている。
本数も中4週で3本と少ないように思う。
(短期放牧に出ていたのかもしれないけれど…放牧に出るには期間が短い気もするし…)
前走も、最終追い切りはパスしている。
そもそも、桜花賞後に左前肢に骨折が見つかって休養していたし…


フミノの蹄鉄のことだって、通常の蹄鉄でなければ出走できない、と
決められている訳ではないし、そもそも特殊蹄鉄の選択は、レースによる負担や故障を防ぐためだろうと思う。

出走できるかどうかだって、調教師や馬主の一存だけではなく、
獣医師などの所見などもあった上でのGOサインだろう。


そもそも、出走する馬がみんな絶好調である訳ではないことはなんとなく見当がつく。
時には使いづめであっても、どうしても勝たなければいけないレースがあることも、
今の私には見当がつく。



昨年から応援し続けてきたヴィルシーナが、念願のG1を勝てた瞬間を
素直に喜ぶことができず、
4コーナー入るところで外側に逃避していくあの姿が、
どうしても頭から離れない今の心情が先回りして、
出走するべきではなかった「サイン」を、
取り返しがつかなくなる前に見つけてあげられなかったのだろうかと、
悪い情報をどうしても掬いあげてしまっているだけなのかもしれない。
今さらどうこういったところで、亡くなったあのコは、もう戻らない。

誰が悪いとか、何が悪いとか、白黒つけて心をいさめてしまうことができれば、
むしろラクなのだろう。
でも、考えれば考えるほど、知れば知るほど、
また、考えても分からない、知らないことも多すぎて、
どこにも気持ちを持っていけずに、正直苦しい。
頭では理解しようと思うんだけど、どうしても心がついていかない…


それでも、競馬は続く。
そこに付きまとう罪の意識をどうしても拭い去ることができずに、いる。

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