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2014/10/06 23:16
この馬の競馬を、と言って挑んでいるうちは
勝てないんじゃないだろうか…と。
昨夜の凱旋門賞のレースを見ていて、ふと、そう感じました。
昨年のオルフェーヴルとキズナの奮闘ぶりから、もうすぐ手が届きそうに感じた初制覇。
でも昨日のレースをみていると、悲願の初制覇までの道のりが更に遠くなってしまったように感じてしまいました。
ロンシャンでの前哨戦を使った・使わなかった、
日本人騎手の経験云々、
そういうひとつひとつをあげつらう気はないけれど、
まとめてしまえば、タイトルの通りなのかな、と。
そもそも、凱旋門賞というレースと、今の日本のグレードレースで求められるものは、かなり大きな差がないだろうか?
それを意識して調整したり、挑戦する馬の性格や、得意な戦術を生かしつつ、
いかに「凱旋門賞を攻略するか」というレース前からの熱意、もう一歩踏み込んだ作戦などが、連日の報道からは昨年ほどのものを感じられなかった…というのが正直な感想です。
逆に、今年のはじめから不調であるといわれていたトレヴ陣営が、36年ぶりの連覇を達成。
前走9/14のヴェルメイユ賞4着で、その時点でも背中あたりの不調が伝えられていました。
それからたった1ヶ月足らずの間に、あんな鮮やかに勝ちきる状態にもってきた陣営の手腕には、正直鳥肌がたちましたし、
昨年とはレース中の位置取りからして違う戦術をとったあたりからも、「今のトレヴが今年の凱旋門賞を勝つには」という熱意と工夫の結果ではないでしょうか。
本当に勝ちたいと思うなら、もっと試行錯誤していって欲しいです。人も馬も。
でも、まずはお疲れ様でした。
無事に帰国するのを待っています(^^)
写真は昨年のブックの記事だそう。
有言実行力、お見事でした。