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2019/12/31 07:42
2019年 乗り納め(35鞍目)
前夜からの雨はなかなか上がらず、午後一のレッスンもズブ濡れか
と覚悟して西へ向かう。クラブに近づくにつれ空は明るくなり、
沼は仕方ないとしても雨はなんとかなりそうだ。
今回は課題を軽くしてリラックスと座りの改善を目的として
馬場系のレッスンへ。選定は初めましてのヌッピィ。
障碍同班の際にはいつも急いでいる印象がある、あの若いお馬だ。
写真の通り、それにしても端正な顔立ちで優しい眼をしている。
調べると競走名ノンフィクション、モハメド殿下が馬主で
未出走ながら中内田厩舎におり、当時の期待は相当だったはずである。
馬房にも初級の洗い場にもおらず、古参会員のTさんに尋ねると
K指導員さんに取り次いでくれて、前のレッスンで研修生の方が乗って
乗馬学校の洗い場に戻ったということらしい。急いで自分が移動する。
馬装を確認し、リンゴをふた片食べて馬場に出ると素晴らしい泥田状態。
急遽代打担当初レッスンのY先生から「近づきすぎると前の馬を噛みに行く」
ということで、拍車を外して馬間距離に十分注意を払うことを確認。
乗ると隅角誘導に難があり、比較的状態がいい蹄跡から外れようとしない。
序盤からケンカしてもいけないので、歩度が上がってからもう一度試みたが
結果変わらず。今日の馬場なら仕方ないか。(笑)
柔らかい軽速歩の歩度伸縮からペースが作れたら正反動へ。
「馬体に対して90°、膝の向こうにつま先が見えたらダメ!」と号令。
チラッと自分の膝を見るとその向こうにつま先が・・・。
その瞬間「△〇さんは踵を下げようとする意識を緩めて足の裏を水平に。」
直ちに修正、いい感じのようだ。座骨と鐙の負重比率や上体の角度など、
いろいろ調整するとピタッとハマる瞬間がある。
しかしこれを無意識で維持するだけの感性と技がまだない。
この間に馬間のことが抜けてしまっていて、2馬身で進行していたところが
1〜1.5馬身ぐらいになっており、ヌッピィの頭を見ると耳を伏せ始めている。
またその瞬間「近くなって耳絞ってないですか?」。いやはや。(汗)
6頭部班にも拘わらず、20歳の若いY指導員さんはなかなか目が行き届いている。
下馬後も好評、馬場のレッスンも運動量が多くリラックスできる。
スケジュールの調整がウマくいかないときには馬場へも行ってみよう。
洗い場に戻ると本年最終騎乗のみなさんが手入れを急ぎ、
ある程度片付いたところでいつも声をかけてくれるAさんがいらっしゃって挨拶を。
みなさんいい人ばかりだ。
夏に広い馬場に出るようになってから障害も跨ぎ始め、とても楽しい一年だった。
来年の目標をどこに据えようか、正月休みの間にじっくり考えよう。