本気で【天皇賞(春)】を予想してみた…　Part ２

サブタイトル「淀のターフに黄金の風がふくのか？」

今回のPart ２では､血統面での傾向を探ってみたいと思います｡
前回の皐月賞同様､血統論での考察は出来ませんのでご了承下さい｡

【血統の傾向】
あらゆるレースで我が物顔のサンデーサイレンス系産駒だが､この天皇賞(春)では少々以外な面が見えてきました｡
前半1600と後半1600とで±1.0秒以内のレースと±1.0秒以上で以外な結果が出てきます｡
2011…前半102.2秒 後半 98.4秒　勝ち馬ヒルノダムール（SS系産駒)
2010…前半 98.3秒 後半 97.4秒　勝ち馬ジャガーメイル
2009…前半 97.0秒 後半 97.4秒　勝ち馬マイネルキッツ
2008…前半 97.9秒 後半 97.2秒　勝ち馬アドマイヤジュピタ
2007…前半 96.7秒 後半 97.4秒　勝ち馬メイショウサムソン
2006…前半 97.7秒 後半 95.7秒　勝ち馬ディープインパクト(SS産駒)
2005…前半100.0秒 後半 96.5秒　勝ち馬スズカマンボ (SS産駒)
2004…前半 99.8秒 後半 98.6秒　勝ち馬イングランディーレ
2003…前半 98.9秒 後半 98.1秒　勝ち馬ヒシミラクル
2002…前半103.5秒 後半 96.0秒　勝ち馬マンハッタンカフェ (SS産駒)
2001…前半 96.2秒 後半100.0秒　勝ち馬テイエムオペラオー
2000…前半100.1秒 後半 97.5秒　勝ち馬テイエムオペラオー

2011年　前半-後半　3.8秒
2006年　前半-後半　2.0秒
2005年　前半-後半　3.5秒
2002年　前半-後半　7.5秒

この傾向から､父ＳＳ系の馬は後半1600ｍが急激に早くなる上り決着に強いと言えると思います｡
逆に言えば､前後半である程度の時計差無しに回ってくる持久タイプが有力な場合は馬券的には軸にはしにくいと言えるのではないでしょうか？
前走の内容から､レースの展開を予想した場合にこの部分は馬券での取捨に役立ちそうです｡

今回の天皇賞(春)において､私が気になったのは､牝系の血統でした｡
Northern Dancer 系やSS系が多くいるのは普通に当たり前と思いますが､その中で古くから根付いている
パーソロン系､ヒンドスタン系､Princely Gift やHyperion が出てきているのにビックリでした｡
登録の中でこの古い血統を持つのが
オルフェーヴル､フェイトフルウォー､ピエナファンタストです｡
又､天皇賞(春)で勝っている馬の特徴で(全てでは無いです)思うのが､
以外と近親交配（インブリード)が少ないか､又は極端に濃い血脈を持っている馬が多い様に感じました｡
ディープインパクト､マンハッタンカフェは5代迄のｸﾛｽが在りませんし､2009年３着のドリームジャーニーはノーザンテースト(極端な近親交配)のクロスがあるのみです｡
そんなイメージから､
オルフェーヴル､トーセンジョーダンの２頭はノーザンテーストの狂気の配合があるので興味があります｡
それと､母に秋華賞馬のファビラスラフインを持つギュスターヴクライも母が京都の芝で大仕事をしているので興味があります｡

Part ２【血統編】はこの辺で纏めたいと思います｡今回もご拝読有難うございます｡
次回のPart ３では枠順が決まってからの展開から考察して見たいと思います｡

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