本気で【日本ダービー】を予想してみた…　Part2

Part2の今回は､ステップレースを中心に検証をして行きたいと思います｡

＜ステップレースからの検証＞
ステップレースを検証する前にダービーでの脚質による検証をしてみたいと思います｡
過去10年でダービーに出走し完走したのは177頭います｡その振り分けと成績は以下の通りです｡
　　　　　　　　　　　　 1着 2着　 3着　 着外
逃げ　0-2-0-8 【10/177】　0.0%　20.0%　 0.0%　 80.0%
先行　3-4-3-26【36/177】　8.3%　11.1%　 8.3%　 72.2%
差し　5-2-6-72【85/177】　5.9%　 2.4%　 7.1%　 84.7%
追込　2-2-1-41【46/177】　2.2%　 4.4%　 2.2%　 89.1%

ここで､目に付くのが勝ち馬は差しタイプが多いが連対となると率では圧倒的に先行が有利と言えそうです｡
ちなみに､逃げて2着になっていたのは､2006年のアドマイヤメインと2007年のアサクサキングスですが
アドマイヤメインはその年の毎日杯を逃げて1着しダービーで2着､菊花賞でも3着
アサクサキングスはきさらぎ賞を逃げて1着し皐月賞､ＮＨＫマイルＣと使ってダービー14番人気で2着しました｡
また､追込で勝った馬はディープインパクト､ディープスカイ､2着もハーツクライとウインバリアシオンと後の
G1級の馬達が来ていますので追込馬については将来性の高そうな馬でないと勝負になりそうもありません｡

皐月賞前からのレースも含めて脚質タイプごとに検証してみたいと思います｡
『逃げ』
どこのステップから出走してくるにせよ連対した馬は年内の重賞で逃げて勝っています｡
今年は､該当する馬がいないので逃げる馬は馬券の対象からは外して良さそうです｡
(ただし､押し出される形で逃げになってしまった馬は別です｡)

『先行』･『差し』･『追込』
連対馬の殆どがこのポジションから出ています｡参考となるレースも多彩ですので有力になりそうなレースで検証してみます｡
★皐月賞
今年の3回中山開催は雨にたたられ､毎週末荒れた馬場となりました｡
そんな馬場コンディションでの稍重発表でしたが実際は重と変わらない中でのレースは
　前半5F　59.1秒　後半5F　62.2秒 上り3F　38.4秒
前半をゼロス､メイショウカドマツが競り合いながら飛ばした為､前半は他の馬にも厳しい流れとなり先行して残ったのはディープブリランテのみで後方のポジションにいた2頭で決まったレースです｡
★きさらぎ賞
近年ダービー馬を多く出しているレースです｡今年はワールドエースが33.0秒の上りで勝ち上がりました｡
レースの流れは
　前半4F　49.0秒　後半4F　45.3秒
道中は11秒半ば〜12秒半ばで流れましたが後半4Fで一気に加速｡そして失速すること無しにそのままフィニッシュと先行馬にとっては後半がとても厳しく差し､追込みの馬もロングスパートで失速していないのでかなりレベルが高いレースと言えそうです｡
★共同通信杯
きさらぎ賞と同じく1800ｍのレースですが､こちらは
　前半4F　50.1秒　後半4F　45.7秒
道中に12秒後半のラップが3回入る先行有利の流れでしたが､後半の上り3Fで10.9-11.0-11.7 (33.6秒)の急加速｡逃げたディープブリランテも33.9秒で上がって来ていますから飛び抜けた瞬発力(爆発力)が無いと厳しい結果となっています｡
★京都新聞杯
馬場が良かったとはいえ日本レコードの2:10.0秒は速すぎです｡
道中はメイショウカドマツが速いラップで進み2番手追走のトーセンホマレボシがﾗｽﾄ4Fからロングスパートで勝ちました｡
5番手以内を追走した馬で掲示板に載ったのがトーセンホマレボシ(1着)とメイショウカドマツ(5着)だけですからかなり厳しい流れであった事が伺えます｡
★青葉賞
時計は2:25.7と例年のダービーレベルの時計ですが､道中で12.9-12.9-12.8-12.5-12.5と流れの緩む所があります｡
勝ったフェノーメノは中段から34.1秒で上がって勝ちましたがより厳しい流れとなると考えられる本番で通用するかは疑問が残ります｡

ここまで検証から今年のダービーは『皐月賞』『きさらぎ賞』『共同通信杯』『京都新聞杯』の上位の馬から決まりそうと思われます｡


今回のPart2は脚質とステップレースからの検証を行って見ましたがいかがでしたでしょうか？

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