本気で【宝塚記念】を予想してみた｡ Part4-3

Part4-2の続き…

同時期､昨年の覇者アーネストリーは､上洛経路での作戦､布陣の失敗による敗戦で､決戦での布陣に苦渋の決断を迫られていた｡

アーネストリー：
山賊上りのワシが再び天下に躍り出るには宝塚の合戦は負ける訳にはいかねぇぞ！
哲三よ今度の戦､負けることはあるめぇな…

哲三：
勝負は時の運もあれば必勝とはいきませんが…
しかし策は用意してありまさぁ！

アーネストリー：
ちっ！相変わらず食えねぇ物言いをしやがる｡
で､策ってぇのは？

哲三：
まずはこいつを見てやってくだせぇ｡

[脚質]
逃げ(13-11-6-39)　18.8% 34.8% 43.5%
先行(24-29-23-152)10.5% 23.2% 33.3%
差し(24-17-25-266) 7.2% 12.3% 19.9%
追込(4-6-10-232)　 1.6%　4.0%　7.9%
マクリ(2-4-3-6)　 13.3% 40.0% 60.0%

[脚質別3着内シェア]
逃げ　14.9%
先行　37.8%
差し　32.8%
追込　10.0%
マクリ 4.5%

この宝塚の合戦てぇヤツは､圧倒的に前にいるヤツが有利なんですよ｡
で､大将の脚質が逃げ･先行しかも位置取が有利な内寄りの枠となれば…

アーネストリー：
なるほど！去年と同じ事やれば十分勝てるじゃねぇか！

哲三：
へへっ！そう言う事でさぁ！


そして､このやり取りを裏から探る影の姿があった｡

忍：
………

中村軍師:
そうか…
殿､先刻アーネストリーの所に忍ばせた影からの報告が入りました｡

ビートブラック：
アーネストリーの所で何か掴めたか？

中村軍師:
はっ！
あやつ目は此度の戦において､先行の布陣を取る我軍に出し抜けを掛けようと画策しているとの報告なれば…

ビートブラック：
ふん！韋駄天並のワシの脚についてくると言うのか？
笑止！！
返り討ちにしてくれるわ！

此度の戦､先の盾取りの面々から見てもワシの脚についてこれる者はおるまいて｡
しかも､唯一危惧しておったトーセンジョーダンも戦線を離脱しておるのだからの！

中村軍師:
確かに！
だが､油断召されるな｡
盾獲りの際の相方､石橋修殿は度胸はあれど彼の地での経験が足らぬ所もあれば…

ビートブラック：
ふむ…
しかし､ヤツも先の戦で自信も付けた事であろうて｡
むしろ､臆病風に吹かれてワシの脚を引っ張るよりはましであろう｡

中村軍師:
で､ありますな｡