ダービー卿ＣＴの検証と予想

ハンデ戦になってからは荒れるレースとしての認識が定着しているレースですね｡
別定戦の時は結構Ｇ1級の馬が出走していましたが､ハンデ戦になってからは下級条件からの出走で好走する馬が出るなどしてレースの質が変わってきた感じも受けます｡

予想をする上での今回のポイントは…
　1）ハンデ差…トップハンデと最軽量の斤量差
　2）コース独特の流れ…緩みが少なく､スピードの持続性のあるタイプが有利
この2項目を通常の予想に加味していく必要がありそうです｡

特にハンデ差についてですが､ハンデ戦になってからのハンデ差は
　2012年→5.5ｷﾛ
　2010年→4.5ｷﾛ
　2009年→5.0ｷﾛ
　2008年→7.0ｷﾛ
　2007年→4.0ｷﾛ
　2006年→5.5ｷﾛ
　2005年→4.5ｷﾛ
　2004年→6.0ｷﾛ
　2003年→7.0ｷﾛ
　2002年→6.0ｷﾛ
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　2001年→3.0ｷﾛ　(別定)
　2000年→3.0ｷﾛ　(別定)
今年はハンデ戦になってから初めてハンデ差が3.0ｷﾛに収まっています｡
これはある意味で馬齢や本賞金からの斤量にかなり近いと考えます｡
そして､馬齢や本賞金からの斤量より重く背負った馬は今回は出番なしと考えても良さそうな気がします｡


◎　ガルボ
昨年の覇者で今回の斤量が58ｷﾛですが､前走フェブラリーＳを調教替りに使ってきた事､今回の調教で加速してからスピードの持続性を見せた点を高く評価します｡
血統面からの後押し（大阪杯と同様にNijinsky×Northern Dancerクロス）も見られ連覇も可能と判断します｡

○　ダイワファルコン
前走の中山記念では中山専用機のようなナカヤマナイトにクビ差の2着｡
この馬も当時の勝ち馬同様にコース適正の高さはありますね｡
斤量については､賞金面では◎馬より稼いでいるのにこちらは0.5ｷﾛ美味しくなっています｡
最近は中距離の路線で活躍していたので､評価を一段下げましたが､調教内容､血統面（ノーザンテースト×Northern Dancerクロス×トニービン）からのコース適正､スピードの持続性はここでは上位と思います｡

▲　ホーカーテンペスト
前走の内容が評価できそうな事､血統面の後押しがある事を評価します｡
斤量も馬齢で行けば57ｷﾛの所が55ｷﾛと別定より有利な設定な部分もいいと思います｡

△1 リルダヴァル
前走からの上積みがありそうです｡ただこの馬もどちらかと云えば○馬同様マイルよりも1800〜2000ｍ向きなので抑えの筆頭とします｡

△2 トウケイヘイロー
逃げ馬で松岡騎手は怖い…(笑)
調教が単走で終い重点なのですが､逃げ･先行タイプのこの馬の調教内容とはあまり感心できませんねぇ｡
ただ､近走の勢いは無視出来ないので抑えに入れて置きたいと思います｡

穴　ファイアーフロート
休養前の前走が明らかに太過ぎです｡今回は調教で汗取りを使って一杯に追っています｡馬体重が470ｷﾛ台になっていれば怖い存在と思います｡

【裏予想】
ハンデ戦になってからの9年間で､7番人気が1着4回､2着3着1回ずつと複勝率66.7%（6/9）！今回の7番人気は…(11:00現在ではリルダヴァル）

もう､見つけている方も多いのであまり裏予想にはなっていませんけどなにか･･･？

（本当はマイネルの馬がいればこのレースとの相性が良いと言おうと思ったのですが､今回はマイネル軍団が居ないのでボツとなりました(笑)）

以上､ダービー卿ＣＴの予想でした｡