疾風怒涛　安田記念の予想

今日の鳴尾記念は2頭のステイっ仔に注目していながら､馬券が取れないと言う非常に悔しい結果でした｡
（2着､3着はキッチリと見てとれていいたのに･･･）
まぁ済んだ事はさておき､安田記念の予想です｡

例年レースラップが前半４Fと後半４Fで前半４Fがかなり速くなる前傾ラップの傾向の当レース｡
そんな傾向のレースにも大きく分けて2つのパターンがあります｡
　1つ目が前半４F - 後半４F が0.5秒以内の前傾タイプ
　2つ目が前半４F - 後半４F が1.0秒以上1.5秒以内の前傾タイプ
特に2つ目のパターンが多いので､予想の基本はこちらの方を軸に考えて見たいと思います｡

展開面で考えられるのは3パターンと思われます｡
　1．好枠を生かしたカレンブラックヒルの逃げ
　2．いつもの通りのシルポートの大逃げ
　3．エーシントップが斤量の少ないのを武器とした逃げ
シルポートはここ2戦程二の脚が使えずハナが切れない事から､パターン2は考えにくく､エーシントップが逃げたとしても戦績から見ると安田記念のレースラップの様な展開には考え難いのでパターン3もなくなります｡

一応カレンブラックヒルがスタートでハナになると想定した場合､ここ4年程の様な２F､３Fで10秒台のラップが続くとは考えられないので恐らくは前半４F通過が45秒後半程度と決め打ちます｡

血統面では､過去の安田記念で馬券に絡んだサンデーサイレンス､又は同系種牡馬は少なく､Mr. Prospector系産駒の成績が目につきます｡
特に､Mr. Prospector×Nureyevの組合せも持った馬が当レースには向いている傾向が出ています｡
また､ＳＳ系種牡馬では､ダイワメジャー産駒がキングカメハメハ産駒に匹敵する勝率と複勝率が高い所が注目できます｡

予想
◎　ダイワマッジョーレ
昨年の金鯱賞､今年の東京新聞杯では上りの競馬向きと思っていましたが､前々走のダービー卿､前走の京王杯ＳＣでは前傾ラップの展開でも対応が出来ていました｡
直近5走の内4走でレースラップの適応幅が広い所を見せて来た点､鞍上が府中マイルで乗れている蛯名騎手､そして血統面で狙って妙味のあるダイワメジャー産駒と条件が揃たので本命とします｡
ただし､初の58ｷﾛと外枠に入った部分での減点材料があるのであくまでも連複系の軸評価としてです｡

○　ロードカナロア
一番の推しは血統面です｡（Mr. Prospector×Nureyevr×ラストタイクーン）×Storm Birdの配合は高いスピードの持続性とパワーがありそうです｡
強いて言えば父方のラストタイクーンが入っている事から､実の所マイル戦では若駒の段階で負けているのでそこが頭打ちになっていないかが引っ掛る所です｡

▲　カレンブラックヒル
この馬が一番展開の利が有りそうと思います｡
昨年の毎日王冠の様なレース運びが出来れば､十分頭まであると思います｡

△1 ガルボ
冬季可動タイプと見られていますが､調教内容はここに来て悪くはありません｡
マンハッタンカフェ産駒でＧ1を勝った馬は皆牝系にニジンスキーが入っていますので無視は出来ません｡
前走の内容も悪くないので好枠に入って一発に期待です｡

△2 グランプリボス
昨年の2着馬で前走のマイラースＣも1着と好調が伺えます｡
ただ､調教で坂路で好時計の割にラストでの失速が大きい所が気になります｡
また､昨年のマイルＣＳから後半の速い展開で成績が安定してきているので上手く流れに乗れるかが心配です｡

穴　ヘレンスピリット
血統面ではスピードの持続性､パワーと兼ね備えている配合です｡
ファウン厩舎は2011年の京王杯ＳＣをラッキーナイン2着しているので､東京競馬場の走らせ方も熟知していると思われます｡

裏予想
安田記念の「安」は「ウ冠」+「女」です｡
今年の面子で戴冠した牝馬が一頭います｡
ハイッ！もうお判りですね〜
ヴィルシーナです｡
今回の裏予想はヴィルシーナのみです｡

以上､安田記念の予想でした｡