マイルチャンピオンシップの検証

＜配当の傾向＞
1995年のトロットサンダーが勝った年以前は比較的堅い決着の多かったマイルＣＳですが､1995年以後は馬連､
3連複共に4桁､5桁の配当が多くなる傾向にあるようです｡
　過去10年の馬連平均配当　　4763円
　過去10年の三連複平均配当 19076円

＜レースラップの検証＞
基本的には3､4角間の坂の頂上からにかけての後半4Fのロングスパートになる傾向にありますが､パターン別に
分類するとスタートしてからの3F目の減速ポイントから概ね4つのパターンに分類できそうです｡

　1.スタートしてからの3F目の減速ポイントから徐々に緩んで行く｡
　2.スタートしてからの3F目の減速ポイントの後に一度12.0秒前後に緩んで､坂の頂上から一気に加速｡
　3.スタートしてからの3F目の減速ポイントで1.0秒近く緩み坂の頂上からやんわり加速しそのまま流れ込む｡
　4.スタートしてからの3F目の減速ポイントラップの緩む部分が3F程続く上り3Fの勝負｡

今回の登録メンバーからすると恐らくコパノリチャードあたりがハナを主張すると思われますが､その場合の
想定レースラップは前走のスワンＳや春に勝ったアーリントンＣを見る限りパターン3か4になると思われます｡

＜血統面の検証＞
2000年以後の血統背景に多く見られる血筋は…
　Ribot系
　ノーザンテースト
　Nijinsky
　Sadler's Wells（Fairy King）
特にRibot系の血を持った馬毎年一頭は馬券に絡んでいます｡

今年の登録馬でRibot系の血を持つのは…
　サダムパテック
　ダイワマッジョーレ
　ダークシャドウ
　ガルボ
　ダノンヨーヨー
　スピリタス
特に馬券の対象となる傾向は牝系にRibot系を持つが多く､今年のメンバーで牝系にRibotの血を持つのは
サダムパテックとダイワマッジョーレのみです｡

そして､Nijinskyの血を持つ馬は勝ち馬は2001年のゼンノエルシドのみですが､2､3着に来る馬が多い傾向が
見られます｡

また､私的には2007年からの6年で6頭が馬券に絡んでいるSadler's Wells（Fairy King）に注目したいです｡
今年の登録馬でSadler's Wells（Fairy King）の血を持つ馬は二頭｡
　サダムパテック
　トーセンラー
サダムパテックは昨年の勝ち馬､トーセンラーは京都の外回り巧者ですから当日人気を落としていても押えたい
馬と思います｡

＜その他データからの検証＞
【馬齢】
3歳　【0･1･3･32】 0.0%　2.8% 11.1%
4歳　【4･6･3･27】10.0% 25.0% 32.5%
5歳　【4･3･3･40】 8.0% 14.0% 20.0%
6歳　【1･0･1･29】 3.2%　3.2%　6.5%
7歳上【1･0･0･19】 5.0%　5.0%　5.0%

4歳､5歳の成績が圧倒的に良いです｡軸に迷ったら4､5歳からが良さそう｡

【前走着順】
1着　 　【5･4･4･19】
2着　 　【1･1･2･17】
3着　 　【0･0･1･14】
4着　 　【0･0･0･14】
5着　 　【0･1･1･9】
6〜9着　【4･4･1･40】
10着以下【0･0･1･33】

前走3､4着で巻き返しを期待！は難しそうですね｡連軸なら前走1着か6〜9着が良い感じです｡
穴予想なら6〜9着からの巻き返し狙いが面白そうです(笑)


これらを総合して予想には挑みたいと思います｡