2014 札幌記念と北九州記念の検証

昨日から酷い肩こりと背中のこりに依る体調の悪さに3連休となった
虚弱体質な男の札幌記念と北九州記念の検証です｡

【札幌記念】
全体に平坦フラットなコース形態の為か､レースラップは前後半5Ｆでの時計差は小さくなる傾向の様です｡

＜2000年からの平均ラップ＞
　12.7-11.0-11.8-12.4-12.2-12.3-12.1-11.8-11.6-11.9
（前後半5Ｆ）60.1 - 59.8　(0.3)
（前後半4Ｆ）47.9 - 47.5　(0.4)
（前後半3Ｆ）35.6 - 35.4　(0.2)

切れる脚よりも､平均的なスピードの持続性から加速出来るタイプに向いていると思われます｡
その辺が実際に過去10年に見られる脚質の成績に現れているのではないでしょうか？

逃げ　(1-0-2-6)
先行　(3-6-3-24)
差し　(5-3-4-39)
追込　(0-0-0-30)

この傾向から見た感じ､適正を示したのは以下のレースと思われます｡
・宝塚記念 … 後6Ｆの流れは例年の札幌記念に向きそう
・鳴尾記念 … 後5Ｆで12秒台のラップが無く平均より少し速い流れ
・エプソムＣ … 全体的に平均より少し速い流れ
・福島TVオープン … テンの流れは遅いが､以降の流れは悪くない
・函館記念（2013年）… テンから速い流れながら､中間は平均的な流れ

＜血統＞
以下の系統の血筋を内包が目立ちます｡
・Northern Dancer系
→ Danzig＞＞＞Nijinsky＞＞Sadler's Wells，Nureyev
・ノーザンテースト　（但し牝系に内包）
・Ribot系

それと､血統ビームの亀谷氏が推すトニービン(Grey Sovereign系)内包と
個人的に札幌で注目しているゼンノロブロイ産駒に注目したいと思います｡

【北九州記念】
2006年からの平均ラップから見ても､前半3Ｆが32秒台と速く､
過去の馬券対象になった馬の成績から見ても先行馬には厳しい流れとなる傾向｡

またハンデ戦と言う事もあって､格上挑戦の軽量馬の活躍も目立ちます｡

出走の多くがＣＢＣ賞､アイビスＳＤからの組が多く人気になりますが､
どちらも当レースとの関連は薄く狙うなら京都の1200､1400ｍで実績のある格上挑戦か
小倉1200ｍ実績のある馬の方が良さそうに思います｡

（血統）
流石にサクラバクシンオーの産駒の活躍が目立ちますが､
それ以上に目立つのが､牝系にMr.Prospectorを12.50%以上の
配合を持つ馬です｡

さらに個人的に注目したいのは､スピード質のスピード持続タイプです｡
特に
　Danzig
　Lyphard
　Deputy Minister
　Princely Gift系
　Grey Sovereign系
　ノーザンテースト
これらの血筋を内包している馬の注意したいと思います｡


以上､札幌記念と北九州記念の検証でした｡